ご訪問ありがとうございます。
 
【天 気】曇り  ※朝の天気
【月 齢】13.1 / 中潮
【認知症】不調  ※朝の様子
【妄 想】通常? ※朝の様子
 
朝7時30分。実家に到着。
 
玄関は、転落防止の板は外してあったけど、鍵と印はそのまま。
鍵を開け、印を戻し、入って行く。
 
「はーい」
 
部屋から出てきた母は、余所行きの顔。
手には、食べかけの お味噌汁の入ったマグカップ。
 
低迷はまだ続いてそう..
 
「おはようさん。」
 
「え?ああ、ちょっと待ってくださいね。」
 
あれ?僕が見えてないのかな。
母の視線は玄関の方を見ている。
 
母から見て右側に少し寄って改めて「おはよう」
 
「...ああ、おはよう。さむいねぇ。」
 
補聴器は着いてなかった。
テレビも点いていないので、玄関チャイムが鳴ったのに気付けた様子。
朝ごはん食べていてチャイムが鳴ったから、そのまま慌てて出てきた感じ?
 
ま、いいか。
 
マグカップへの意識が薄れいるのか、今にもこぼしそう。
ひとまず預かって、部屋に行く。
 
お味噌汁残っているのに、朝のお薬が無い..
パンは出ているけど、食べた様子もない。
 
朝ご飯はお味噌汁だけ?
お薬はいつ飲んだの??
 
母に聞くけど、「たべた」「お薬は先に飲んだ」と、曖昧な感じ..
 
 
今朝は、カバンすら出ていない。
 
今朝は寒かったもんね。少しでも布団の中に居たいよね。
それとも、テレビが点いてないから、時間の感覚がズレてるのかな?
 
母にお味噌汁の残りを食べてもらって、補聴器を着けようとしたら
 
「ああ、こっちの椅子じゃない!」
 
低い椅子に座り変えようとする母。
 
「ああ、そこでええよ。」
 
と、母に座って貰って、補聴器を着ける。
今朝は時間もあまりないので、左右とも僕が着けました。
 
もう1週間以上、左右とも全然着けられない日が続いている。
と言うか、補聴器を出してすらない日が増えている気がする。
 
ま、仕方ないか。
 
 
補聴器が着いたので、色々お支度してもらわねば..
 
「ほしたら、いろいろお支度しましょうか。」
 
と声掛けしたら、なぜか食器を洗い始める母。
今から食器洗って支度をすると、さすがに間に合わないけど..
 
まぁ..仕方ないか。
 
母が洗い物をしている間に、カバンのお支度を済ませました。
洗い物を済ませた母が戻ってきて、カバンを開けて中をガサゴソ..
 
「カバンのお支度は出来ましたよ?」
 
「あ、ほんと?」
 
「サービスです(笑)」
 
何をどこに入れたか、カバンを開けて見せつつ説明。
 
テレビは “おはスポ筋肉体操” が始まった所。
よしよし。
大体いつもの時間に追いついた。
 
あとは上着を着て..
 
と思っていたら、母が玄関に行き、何かを探し始めた。
 
「なに?」
 
「いや、アレをね..」
 
下駄箱を開けてガザゴゾ..
※今頃下駄箱とか言わないのかな?靴箱?
 
介護シューズなら灯油缶の上に..と思って見てみると、ない。
あ、そう言えば、台所の隅で見たな..と思って見てみても、ない。
 
あれぇ..
 
「これこれ。」
 
母の手には、介護シューズ。
自分で下駄箱に入れたのか、ヘルパーさんが入れてくれたのか..
 
でも、よく覚えていてくれたよぉぉ..
今から大捜索が始まるのかと思ったよ。
 
この低迷期の時に、覚えていてくれていたのは、もの凄く嬉しいけど、
できたら、いつもの場所に置いてもらった方が、もっと嬉しいんだけどな..
 
 
介護シューズも手提げに入れて、今度こそ準備万端!
 
と思ったのも束の間。
 
母が、自室の隣の部屋に行き、「あれ?」と言いながら戻ってきた。
何かを探している..
 
「何が無い?」
 
「上から着るのがね..」
 
僕が隣の部屋から持って来ると、「それじゃない」との事。
もうひとつ別の上着を持って来て見せると
 
「ああ、それそれ。」
 
母が上着を着ている間に、ファンヒーターとテレビを消し、戸締り確認。
 
振り返ると、母がまた何かを探している。
 
「帽子が..」
 
毛糸の帽子が無いらしい。
昨日どこかで見たような..
 
母は「もうええわい」と言ってるけど、風邪引かせちゃいけない。
隣の部屋を軽く探すと..発見。
 
母に渡して被ってもらう。
 
これで大丈夫かな?
 
よーし、今度こそ...
 
 
それぞれの部屋をひと通り見回っている間に、母は玄関に行っていた。
 
「もう靴履いてかまん?」
 
玄関から声がする。
 
「うん。ええよ。」
 
外に出て、車の横で待っている母を見ると、
マスクをしていない。
 
「ちょっと待ってよ?」
 
「ああ..マスクが...」
 
「うん。ちょっと待ってな。」
 
車やカバン..至る所にマスクの予備は入れてあるけど、
普通サイズのマスクなので、母にはちょっと大きい。
母用の予備も、入れとかないといけないな..
 
母の部屋に戻ってマスクを取り、玄関に戻ると
靴を脱ぎ、玄関を上がろうとしている母が..
 
いやいや、ちょっと待ってちょっと待って....
 
「マスク持って来たけん大丈夫ですよ。車に乗りましょう。」
 
「ああ、すまんね。」
 
車の戸を開けて、母が車に乗り始める。
 
僕は玄関の施錠。
母が帰った時に、鍵が刺さりやすいように微調整(笑)
 
ふと振り返ると、母は車に乗っているけど、ドアを閉め忘れている..
ドアを閉めて、やっと出発。
 
 
今朝はなんだか、ドタバタだなぁ..
 
普段なら“1セット”で出来ていた事が、今日はバラバラになって
何をやっても、何かが抜けている..
 
あまり僕がやってしまうと、また母の自尊心を傷付けそうで..
でも朝は、時間の余裕が少ないし..
 
悩ましいなぁ..と思いつつ、交差点で左右確認していると、
母がシートベルトをしていない..
 
「婆さん、ベルトベルト。」
 
「ああ..ベルト...」
 
頑張るけど、ベルトをロックできない様子。
 
「今朝は なんぼにもイカンがね..」
 
混雑で停まった隙に、カチッとロック。
そして何故か、右耳の補聴器がマスクのゴムで外れそうになっている..
 
 
病院の駐車場で、補聴器を直しつつ、
色々お喋りしているうちに、病院が開きました。
 
「ありがとう。気をつけてお行きよ。」
 
「婆さんも気をつけてな。」
 
病院に入る母の後姿を見ていると、左の補聴器が外れている..
気が付いたのか、立ち止まって直し始める母..
 
頑張っているけど、マスクの右のゴムも外れて...
 
僕も病院に入って、補聴器とマスクを修正。
これでよし!
 
 
なんか今朝は、ドタバタだなぁ..
こんなにドタバタしたのは初めてだ。
 
いや..
 
今日は僕が良くなかったのかもしれない。
 
首と肩の痛みで、夕べもあまり寝れなかったせいか、
自分に余裕が無いと感じます。..言い訳ですが。
 
僕に余裕がなくて、忙しなく動いたから、
母も釣られて気持ちが焦ったのかもしれない。
 
母、嫌な思いさせたね。ごめんよ。
 
 
そして、今週も鳴らない電話。
 
年末だしね、混んでるかも知れないしね!
何かあれば、きっと電話を掛けてきてくれるはず。
 
そう言えば、朝、病院の入り口で補聴器直したあと、
受付に診察券出してなかったような気がする..
 
...と考えていた、11時12分。
電話のLEDが点滅し始めました。
 
携帯を確認すると、母から着信が入ってました。
音は鳴らなかったので、0.1切り着信?
 
 
あぁぁぁぁぁ...よかったぁ....
 
何事もなかったのか、なにかあったのかは分からないけど、
とにかく無事に帰り着いた様子。
 
母よ。今週も頑張ってくれて、ありがとう!
僕も負けないように、色々頑張るよ!
 
 
母の夕方の様子はこちら → どうしたの??
 
久し振りに、義母の記事も書いてます。
よろしければ.. → 義母の事・義母からのリクエスト
 
 
 

にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村

 
アメブロおまかせ広告