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母の妄想の「泥棒」対策。
目下の課題で、対策を急ぎたいのは
 
・お風呂に入られる
・夜中に来てテレビや電気を点ける(くつろぐ)
 
この2点。
 
母とのおしゃべりや、日々の様子を見つつ、対策を考えているけど、
未だに、これ!と思う考えが浮かびません。
 
対策を考える中で、ふと
 
 「妄想の始まりはいつだったんだろう」
 
と思い、過去の記憶を手繰ってみた。
 
 
僕の中で、母に妄想が出たとハッキリ意識したのは、
2022年9月4日の、この出来事。
 
これ以前にも、あれ?と思う事が色々あり、今にして思えば
妄想が出始めているんだろうなと分かるのですが、
当時は、認知症の方が気になっていた時期で、認知症と妄想と
半信半疑でした。
この2022年9月4日の出来事が、妄想だとはっきり意識した、
最初の出来事でした。
 
 
この出来事の更に1年程度前..
認知症とか妄想とか、夢にも思っていなかった頃。
母がよく、玄関の鍵を掛け忘れるようになりました。
 
当時..
 
母「夕べも玄関の鍵が開いとったんよ。」
 
僕「閉め忘れたんじゃない?」
 
母「いやー、確かに閉めたんじゃけどねぇ..」
 
こんな会話が何度もあった。
 
この時は、父が化けて出て開けよんじゃない?と、笑って流したけど、
防犯上よろしくなく、今に続く対策を講じた訳ですが..
 
この「玄関の鍵が開いていた」と言っていた時期に、母が
 
 「夜中に誰かが来て開けよるんじゃろか..」
 
と言っていた事が、何度かある。
 
その度に「父が化けて..」と言って、笑って流していましたが、
もしかしたら、あの頃から、妄想が始まっていたのかも知れません。
 
妄想や認知症など、何も疑っていなかったあの頃..
 
この小さな変化に気付いて、妄想かも?認知症かも?と疑っていれば、
今のこの状況が、少しは違っていたのかな。
 
この時に、笑いに変えず、母のメンタルケアがしっかりできていれば、
今の妄想は無く、母は明るく楽しく暮らせていたのかな..
 
お気楽で思慮が足らず、不甲斐ない息子でごめんよ..
 
 
 
認知症も、些細な変化から始まる(気が付く?)ように、
妄想も、些細な変化から始まるのかも知れません。
 
本人の中では、もっと前から何かの変化があるんだろうけど、
それは本人にしか分からない..
 
家族に「あれ?」と思うような行動や言動があった時、
最初は「まさか..」とも思わず、軽く流しがちだと思います。
何度か続いて初めて「まさか..」になるように思います。
僕だけ..かな?(笑)
 
最初に「あれ?」と思った時に、いろんな可能性を疑うのが、
病気だけでなく、認知症や妄想でも、早期発見に重要な事なのかも..
と、今にして思います。
 
ご家族に、何かいつもと違う変化があれば、僕のように
軽く流してしまう事なく、しっかり向き合って、意識して、
しっかりと寄り添ってあげて下さい。
 
 
妄想は、一度出てしまうと本当に厄介です。
 
「俺、妄想族なんだよね!」
「俺、妄想得意だしぃ!」
 
なんて、可愛らしいものではありません。
 
妄想は、本人の頭の中で構築された出来事は、
本人の中では紛れもない事実であり、
それは、曲げようのない確信です。
 
肯定すれば確信は更に深まり、確固たるものになります。
否定すれば取り乱し、ますます意固地になり凝り固まります。
 
何度も実体験しました(笑)
家族だと、中立を貫くのは難しいんですよね..
 
 
あくまで、うちの場合ですが..
 
うちは、まだまだ穏やかな部類の妄想だと思っています。
それに加えて、高齢で認知症もあり、気分も話題も簡単に逸らせられるので、
妄想の話が始まったら、極力早く、気分を逸らせるようにしています。
 
ただ、あまり話を聞かないでいると、思い詰めちゃいそうな危うさがあるので、
時々は真剣に、とことん話を聞くようにしています。
 
話を聞く時は、極力明らかな賛同や否定はしないよう、
 
 ・気のせいでは?
 ・そうかも知れんね
 ・不思議やね
 
と、ふんわりやんわりとした感じで話すように、心掛けています。
 
目線の高さを合わせ、しっかり目を見て話す事も、心掛けています。
妄想の話をする母の目を見るのは、地味に辛いんですけどね..
 
あとは、少しでも楽しい気分になってもらえるように、
楽しく笑えるような話を心掛けたり..
孤独感を少しでも和らげ、少しでも安心感を持ってもらえるよう、
話し方を工夫したり、体制作りをしたり..
そんな感じです。
 
 
お医者さんやプロから見れば、ダメな対応なんだろうなぁ..
がんばろ。
 
 
 

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