2015年3月14日に北陸新幹線が開業してから,石川県内の鉄道は,運営会社が複雑化しています.
能登半島の七尾,さらに,穴水に向かう場合,金沢駅から津端駅は「いしかわ鉄道」.
津端駅から七尾駅(正確には,和倉駅)までは,JR西日本.
そして,七尾駅から穴水駅までは,「のと鉄道」の運営という具合です.
七尾駅の改札を抜け,右に進むと,「のと鉄道」ホームになっています.
穴水方面から到着したのは,地元輪島市出身の漫画家「永井豪」作品のラッピング車両「NO TO GO」です.
2012年3月10日にデビューしています.
NT211車両全体には,永井豪の代表作のキャラクター"マジンガーZ","デビルマン"や"キューティーハニー"が描かれています.
このラッピング車両で,穴水駅に向けての旅がスタート.
七尾駅から先は,1974年の夏以来・・・のはず.
車内にも,各キャラクターが描かれています.
平日の昼間だから,車内はこのように空席が目立ちます.
乗客の皆さんに迷惑かけることなく,車内を行ったり来たりしながら,記録します.
当初,3年間の運行予定と報道されていましたが,
5年後の2018年8月も運行されています.
「能登中島駅」で,観光列車「のと里山里海号」とすれ違い.
「のと里山里海号」を残し,こちらは穴水駅に向けて発車.
「能登中島駅」は,近くに「能登演劇塾」があることから,
「能登ロマン駅」とも呼ばれています.
駅舎横の旧貨物用側線には,珍しい「郵便車(オユ10)」が保存されています.
この郵便車は能登線「甲駅」に保存されていたものですが,能登線廃止に伴って移動されました.
右手に七尾湾を望みながら,鉄路を進みます.
のと鉄道の途中駅は,下車したくなるような雰囲気があります.
この「西岸駅」は,TVアニメのモデルにもなっています.
「能登鹿島駅」は,春には桜の花に囲まれることから,「能登さくら駅」とも呼ばれています.
七尾方面から,ラッピング車両が接近して来ました.
アニメ「花咲くいろは」のキャラクターが描かれています.
向こうに海が見える「能登鹿島駅」,途中下車してみたい駅.
終着の「穴水駅」にあと一歩のところで,右手に「ボラ待ちやぐら」も見えます.
28kmという短い区間ではありますが,車窓からの景色は見どころ一杯です.
海だけでなく,稲の緑のじゅうたんも広がります.
「穴水駅」で,昼食を摂り,駅構内でたくさんの写真を撮り,七尾に戻る車両に乗車します.
なんと,それは,団体客を乗せた「のと里山里海号」との連結でした.
時間的に,帰宅する高校生達を乗せて穴水駅に向かう「NO TO GO」 +「のと里山里海号」の連結車両を見送りました.