お盆休みですね。
毎年夏休みは父親の実家がある福島へ家族旅行。
この家族旅行が小さな頃から一年で一番の
楽しみなイベントでした。
小学校3年生の頃から毎年、
飯坂温泉のホテル聚楽に宿泊していました。

パニック障害、不安障害を抱えていた
高校当時ももちろん家族旅行で福島へ。
とは言っても病気で長距離の電車移動は
不安材料でしかなく、
旅行は楽しみでも移動が...という感じ。

パニック発作が起きたらどうしよう。
新幹線は時間も決まっているし
途中で降りることもできない。

旅行を断念しようとも思いました。


いざ、旅行当日。
東京へ向かうJR線で
やってきました、あの息苦しさが。
どうしようどうしようどうしようどうしよう

苦しさに耐えながら乗っていましたが
そのとき妹がさりげなく話しかけてきました。

『今度パーマかけてみようかな』

その話題が私を救いました。
当時からヘアアレンジは姉妹揃って好きで
雑誌もよく買ってましたし
ヘアアレンジに伴って洋服も大好きでした。

そんな、好きな話題で会話することで
気分が解れて息苦しさがなくなったのです。



これは当時の私にとっては大発見でしたし
自信につながりました。
私も電車に乗れる...!!!!

楽しことを考え
『発作が起きるかも』という想いを紛らわす。
単純なことですが重要なこと。

もちろんこれが解決策の全てではないですし、
いつもこれで克服できたわけではありません。

重要なのは克服の可能性を模索して
プラスの想いを抱けるようになること。
要するにちょっとでも前を向けるヒントを
見つけられればオッケーです。



心の病気をしている人からすると
電車って本当に怖いものだったりします。

でも、きっと克服できる。
私の話を聞いて少しでも前を向けるヒントを
感じてもらえたらな、と思ったりしてます。



続きはまた明日。