なんだか意味不明に目的地に辿りつけない時はありませんか?

 

 

難しいルートでもなんでもないのに不思議と辿りつけない。

 

そんな時は

「来るな」

 

あるいは

「行かないほうがいい」

 

というシグナルだと思って私は予定を変更する場合が多いです。

(強硬突破するとだいたい良いことがなかったので)

 

昔、観光で京都に数泊したとき

「明日はまだ行ったことない延暦寺に行ってみよう!」

と、行きあったりばったりで決め、下調べもしないまま旅行本を片手に次の日ホテルを出発。(当時は情報入手できないガラケー)

 

ところが

叡山電車ルートで行こうと地下鉄でその方面に向けて乗り換えしても、向かう方向と逆に何度も乗り間違えて全く進行方向に進めない。(泣)

(私はふだん方向音痴ではないので方向を失っている自分に驚く)

 

「なんか拒否られているらしい…」

 

ガックリ。

 

でもここは潔く諦めよう。

歓迎されてないのに行っても楽しくないしな…。

 

他にどこに行くか決めていなかったので、とりあえず京都駅に行ってゆっくりお茶しながら考えるか。ということで乗り間違えた電車にそのまま乗り続け、一旦京都駅へ。

 

地下鉄を降りて京都駅改札そばを通り過ぎようとした瞬間

 

坂本から上がって来い!

 

と、言葉のイメージが額あたりにバンっときた。

坂本?

あ、滋賀県側ルートの坂本駅か!

 

延暦寺へ電車で行くルートは京都側の叡山電車と滋賀県側の湖西線の2種類がある。

 

京都駅のJR路線図を見ると湖西線の「比叡山坂本駅」は京都から4つめ!

え、叡山電車よりめちゃめちゃ近い…。

何してんのよ、私。

 

再度延暦寺に行くことを決め、ホームに入るとすぐにやってきた湖西線の電車に乗り込んだ。

あっという間に坂本に到着。

 

迷子になって超ラッキー!

しかも潔く諦めたおかげで京都駅に着いて最短ルートで行けた。

 

ところが

ラッキーはこれだけではなかった。

 

延暦寺へ行こうとしていた日は3月上旬で京都側の叡山電車を使っていたら比叡山に登るためのロープウェイとシャトルバスは冬期運休で動いていなかった。

(この事実は自宅に戻ってPCで検索して発覚!)

 

私は坂本から回ったため「坂本ケーブル」が動いていて、さらに延暦寺の本堂(根本中堂)まで徒歩で行ける距離だったのでシャトルバスが運休でもまったく問題なく観光できた。

 

↑素敵な景色が楽しめる坂本ケーブル

 

 

どなたかわかりませんが

迷子にしていただいてありがとうございます。

おかげで助かりました。

 

 

 

こんな事があってから

アクシデントで遅くなったり辿りつけなくなった時は

 

そのほうが良いから起きてる

 

って思うようになりました。

 

 

たとえ単なる迷子だったとしても

そのほうが得した気分でいいでしょ。(笑)