春先に、うちの農場から出る鶏糞をアナウンスして近所の農家さんなどへ無料提供。

 

それを畑に使った畑から、今回は鶏たちへの餌として蕪と大根の葉が届いた。

 

軽トラックから葉っぱが詰まったコンテナを降ろしている姿が見えただけで、一斉に近づいて来る。

これが循環農業、なんて大それたほどの行為でもないし、そもそも放し飼いといえど自然の中で本来はありえないほどの鶏を集中して飼育していることが、環境に負荷をかけていることは事実。

 

そんな中で少しでも、人間が暮らす地域の持続性、循環の利活用に貢献できて、環境負荷が軽減できればと考えている。

 

 

春に鶏糞を農家に提供した鶏舎で飼育されていた鶏は、その時すでにお肉となって人間の期待に応えている。

 

そして、その鶏糞を肥料に育った野菜などの成果物が、次にその同じ鶏舎に入って来た鶏たちの生命維持に役立っている。考えようによっては切ない廻りあわせ。

 

もちろんそんなことを、美味しそうに葉を食べている鶏たちは知る由もない。

 

でも、これって本当は人間も含め地球上の生物が存続してきた前提じゃないのかなとも。

 

生物の生命が存在している時から断たれた時までのすべての存続行為が、生き残る次の命を支える糧となる。

 

持続可能な・・っていう意味の底にある事実を、しっかり受け止めろと言われたような一日。

 

 

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