どうも、鳥母です。

ちょっと前のことなんですが、最近紹介文をよく見かける『三千円の使いかた』原田ひ香さん、を読みました。

 

人の生き方っていうのは、3000円くらいの買い物の仕方でわかる、というおばあちゃんの言葉から始まる、とあるおうちの女三世代のお金にまつわる物語です。

おばあちゃん、お母さん、そして成人した娘二人のそれぞれの話なんですが、年代によってお金がかかるところは異なるし、お金に対する考え方も違う。

介護が必要になったときのために、貯蓄をくずしたくないおばあちゃん。でも、おじいちゃんがなくなって年金が減って、生活費がちょっと不安。

子どもが巣立って、ふと気づいたら貯蓄がほとんどないことに気づいて焦るお母さん。

子育て中専業主婦で、節約してためるぞ!という長女に、就職したてでいつのまにかお財布が軽くなる次女。

 

正直に言っちゃうと、この一家のお金の考え方とか節約に対する考え方、わりと鳥母とも合致しました。

あと、いつどのくらいお金が必要かライフプランを立てているので、おばあちゃんやお母さん、未体験ゾーンのお話も想像の範疇だった。

この中では長女とにてるのかなあ、うちは。ライフステージ的にも。おばあちゃんにひ孫の顔を見せつつ、いろいろもらってっちゃう、なんて厚かましいことはしないけども。

なので、メインテーマのお金に関して、共感はしても新しい発見はなかったかな…

 

この本を読んで、私が一番食いついたのはお母さんの話に出てきた「ムラサキヤ」です。

地元の個人商店で、年配の方向けの衣料品を扱っています。お母さんは若いころはバカにしていたんだけど、ある程度の年になったら生活に欠かせない店になるわけですよ。おしゃれな店では売ってない暖かい肌着や厚い靴下、しばらく自転車に乗れないときにさっとすすめられるショッピングカート…

わたくしはこれを読んで、うちの近所にもムラサキヤが欲しいと切実に思いました。

分厚いトレンカとかね、あったかさに特化したものが欲しいんですよ!

次女も寒さに弱く、「230デニールのタイツあったら買い」「320デニール毛布仕立てとか最高」なんて言ってます。

「姉の80デニールのタイツじゃ制服のスカート耐えられない」

…我が家の黒タイツは厚さで長女のものと次女のものがしっかり見分けられます。

しかし、そういう分厚いものを探すのはなかなか骨が折れます。

売ってないの!とにかく冬はあったかさを確保したいのに!

 

年配の方向けのお店に行ってみればいいじゃん、と言われそうですが…

鳥母、身長割と高い方です。

年配の方向けの店って、丈が足りないんですよ…

 

きっとムラサキヤは身長高くても身に着けられる分厚いタイツとか売ってると思う。

ああ、ムラサキヤに行きたい。