どうも、鳥母です。
先日は一人一台端末についてぶーぶー言ってしまいましたが、現場の先生方はすごい頑張ってると思うんですよ…
端末を入れるって決めたなら、どう使うかもある程度骨組みを出したらどうだろう、決定した責任部署が。県か国か知らんけど。
現場に丸投げはかわいそうだよ…
友人が中学校の現場にいますが、毎月産業医面談レベルだもん、残業時間…
さて、今日は学校行事の話を。
先日子どもたちが準備資料を作っていた行事、「学校登山」。
長野県の定番行事です。
上伊那地方は西駒ケ岳に登るのが定番です。
中信地方は燕岳(つばくろだけ)が定番なのかな?
うちの夫婦が中学生だった四半世紀ほど前は、山小屋に一泊するガチの行事でした。
登山前の1か月ほどは学校カバンに重りを入れて登校し、帰宅部&文化部は放課後の走り込みが義務になるという体力づくりの徹底ぶり。
近所の山に予備登山もしました。うちから学校に登校して(4キロくらい谷底に下る)、学校出発で歩いてうちの裏山に登るという…
登山本番は朝6時くらいから登り始めて、山小屋につくのは夕方4時近辺。
一泊して早朝に起き、山頂まで40分くらい?登ってご来光を拝み、下山する…という流れでした。
大変だった、大変だったけど学校行事でもなきゃ山になんて一生登らなかったと思う。
それに、大変だったね、でもご来光見れたよね、行きの雨で運動靴がえらい事だった、なんて、今でも思い出話に花が咲きます。
だから一応感謝はしてます。
で、現代の学校登山なんですが…
往復ロープウェーです。
ええ、往復。
もちろん、日帰りです。
…子どもたちの記憶に残るのかな?
未だに同窓会なんかで登山の思い出話が出るのは、やっぱり大変だったから。それをみんなで乗り越えたから話題に上るんだと思うんです。
今の子どもたち、往復ロープウェーの登山を懐かしく思いだすのかな?いや、思いださないだろ…苦労もしてないし思い入れもないだろうよ…
その割に、自分たちの頃より本格的な装備を求められます。
ザックは〇リットルのものを用意、カッパはあまり安いと使えません、靴はできれば登山靴 etc…
数年前のPTAが戦ってくれたらしく、登山靴を必ず買えってのは廃止されたようですが。
日帰りのロープウェー登山にどんだけ金掛けろと。
自分たちは普段使ってた運動靴で、自転車登校用のカッパ持ってったわ。リュックは買わされたけど。
登山をなめちゃいけない、ってのはわかってます。
西駒も燕も、学校登山で死亡事例があるのです。
それでも、往復ロープウェーで歩くのは3時間くらい、って聞くと…ねえ。高い装備を求められると、親はしんどい。
どうも学校現場の先生方も、こんな方法でやる学校登山に意味はあるのか、やめてもいいんじゃないか、って意見もあるらしい。
でも、「伝統行事」って、やめにくいですよねえ…
かといって昔の方法に戻るには時間が足りない。
いろいろ、やること増えてますもんね、学校。道徳とか。あれもホント意味ないと思うわ…
学校登山は時間のなさと伝統を続けろって声のはざまで、目的があやふやになってきてる気がする。
せめて、子どもたちが達成感を持てる方法はないもんか。