6.奥社-九頭竜社編)2020年エリック 戸隠ツアーの行程を歩いてきました | Sylphen(シルフェ)阿部小百合のブログ

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2020年エリックジャパンツアー戸隠の行程走る人

 

いよいよ旅の最終地点である奥社の「九頭竜社」までやってきました龍

 

※竜の画像はお借りしています。

 

戸隠神社 奥社本殿の左側にあるのが九頭竜大神の社です神社

 

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西暦849年、学問行者によって開山されたといわれています。

 

江戸時代までは九頭竜権現といって、戸隠信仰の中心でした。

 

さて、九頭竜さまは、いくつもの興味深い伝承をもつ神様です。

 

伝承の流れとしては、はじめは恐ろしい山の神だったようですびっくりあせる

 

けれど、時代を経るにつれて、修験者に様々な験力を与える神様、そして、水の神様、農業の神様になっていきました。

 

越後からも雨乞いなどに参詣する農家が後を絶たなかったようです。

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拝殿の奥から右側に回廊が続き、その先に、洞窟に半分入り込んだ本殿があります。

 

その竜窟には次のような伝承があります。

 

 岩戸伝承が神道系であるのに対して、九頭竜伝承は仏教系の伝承です。

 

現在は九頭竜社に九頭龍大神として祀られる九頭竜様は、最初は九頭一尾鬼、また九頭一尾の大龍ともいわれ、そのうちに九頭竜権現に落ち着きます。

 

戸隠権現という時に九頭竜権現を指すこともあります。

 

一般に龍は、山の怪物としては恐ろしい蛇と解釈され、九頭竜様も文献では「蛇身」と言われていますヘビ

 

 

 

九頭竜と、戸隠を開いたとされる学問行者とのやりとりに関する伝承があります。

 

 

 

「学問業者は、日が暮れると飯綱山から金剛杵(こんごうしょ)を投じた。

 

 

 

その杵ははるか一百余町を飛んで、戸隠山の宝窟に至り光明を放った。

 

 

 

行者がこの窟に泊まって、地主神を呼び出すべく深く祈念すると、地の底から

「南無常住界会大慈大悲聖観自在四所本躰、三所権現放光与薬」

と言う声が聞こえ、この声のまだ終わらないうちに、聖観音・千手・釈迦・地蔵の像が地中から湧き出したキラキラ

 

 

 

行者がなおも経を読み続けていると、その夜、南方から臭い風がムンムンと吹いてきて、九頭一尾の大龍がやってきて言う龍

 

 

 

「われは最後の別当(べっとう)澄範(ちょうはん)である。

 

仏様の物をないがしろにしたので、蛇の身になってしまったが、御前の唱える法華経を聞いて解脱を得た。

 

それで未来永遠にわたり、この山を守護することを誓おう。

 

お前は早く大伽藍(だいがらん)を建てよ。

 

さて、峯に五丈の白石があって金剛界と胎蔵界の曼荼羅を顕している。

 

それで両界山という。

 

すべてで三十三カ所の窟があり、観世音菩薩が現れてお会いできる。

 

それで一度この山に登れば永く死後の世界での苦を逃れ、苦しい運命もまたよく変えることができる

 

言い終わって、九頭一尾の大龍は本窟に戻った龍


 その時に大磐石をもって本窟の戸を閉ざしたので、人に会うことはできない。


それで戸隠山と名付けたのである富士山

 

本当は手力雄命が天の岩戸を隠しておいたので戸隠と言う。

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その戸は今もある。

 

また金剛杵の光を顕したので顕光寺という」

 

この伝承では九頭一尾の大龍と言っていますが、後に九頭竜権現と呼ばれるようになります。

 

戸隠では、とぐろを巻いて九つの龍の頭をもつ姿で描かれます。

 

『古道を歩く 戸隠神社 五社巡り』 信濃毎日新聞社 より引用

※画像、お借りしています。
 

さて、一方、青森市の善知鳥神社の伝承によると九頭竜様は次のように語り継がれています。

 

「伝説によるとスサノオノミコトに退治された八岐大蛇は九頭龍に姿を変え蝦夷白竜の岳に隠れ、瀬織津姫(せおりつひめ)を食い殺そうと図っていました。

 

 

 

九頭龍は津軽海峡を越え善知鳥安方(善知鳥神社境内)を新たな隠れ家にしていた際、討伐に来た島津大人に切りつけられると、現在の新潟県の越の洞穴に逃げ込み、そこから妙高山を超えて信州の戸隠山まで敗走しそこで討ち取られたと伝えられています。

 

 

 

現在、九頭龍は戸隠神社の奥宮の前に鎮座している九頭龍神社に祭られています」

 

善知鳥神社HPより引用

 

過ちを犯して戸隠に逃げ込み、後に光を得て、神として祀られるというストーリーは先の学問行者の話と共通するものがあるようです。

 

なお、本地垂迹説によると九頭竜権現は弁財天の仮の御姿とされています。

 

 

インドの弁財天は川の神であり、水神、農業神とされてきました。

 

そして、蛇または竜を従えていますヘビ龍

 

 

蛇と竜は同じものであり、地を這うと蛇、ヘビ天に昇ると竜龍になるとされています。

 

九頭竜権現の本地が弁財天ということも頷けます。

 

また、先の善知鳥神社の伝承に登場した「瀬織津姫」は「名前を隠された女神」といわれ、多くの人々が、その謎に魅せられています。

 

「祓戸四柱」の神々の一人であり、速川の瀬であらゆる罪穢れを大海原へ流し去ってくださる女神とされています。

 

そして、一説によると龍を従えた水神 弁財天=瀬織津姫ともいわれます。

 

また、別の説によると九頭竜様は千手観音の仮の姿であり、天手力雄命の分身というお話もあるようです。

 

さて、そんな九頭竜様には好物があります

 

なんと!!

 

梨がお好きだそうです。

 

 

 

「梨を穴の中に入れて祈念するとその間にも、穴の中でシャリシャリと梨を咬む音が聞こえるりんごヘビ

 

 

 

人は皆、恐れてその姿を見た者はいない。

 

いろいろな願望が叶わないということはない」

 

という伝承が残っています。

 

また、神職様が神饌所で炊いた米を一升、お供えし、そのまま振り返ることなく戻ってくると、翌日には、お供え物が一つ残らずなくなっているといいます。

 

 

 

この米を備える儀式は今も毎日、行われているそうです。

 

 

 

さて、参拝の楽しみのひとつ「おみくじ」は戸隠神社が発祥といわれます。

 

こちらのおみくじは独特で、自分自身では引きません。

 

数え年の年齢と性別を伝えると神職様が、年齢と性別を入れた祝詞を上げながら引いてくださいます。

 

1回 300円です。

 

神社の木の枝には結ばず、持ち帰って日々の指標にします。

 

ちなみにこちらは私が神職様に引いて頂いたおみくじです。

 

大変なことを乗り越え、真心を尽くせばかならずうまくいくといった内容です。
 
読むたびに心が温かくなります。
 
戸隠神社を訪れた皆さまにおススメのおみくじです。
 
さて、戸隠神社 五社巡りの旅を最後までご覧くださって、ありがとうございました。
 
戸隠の歴史を調べていると、この土地に満ちる優しい許しのエネルギーに包まれていくことを感じましたキラキラ
 
【3.中社編】でご紹介しました八百比丘伝説では、海のない長野県に人魚伝説があることの不思議さを感じました。
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そのブログをご覧になった西洋精神史研究家 小林直生先生に
「当時、一番、差別されていた海の民が戸隠に逃げ込んだのかもしれません。
漁民は最下層以下でしたから」
と教えて頂きました。
 
そのお話を伺った時に、私の中で、ハッキリとつながったものがありました。
 
私は’戸隠’という文字に「傷ついた者を隠し、守るアジール」をずっと感じてきました。
 
切ないほどにこの文字に惹かれてきました。
 
女賊 鬼女紅葉の手下として悪行を重ね、罪を悔いて出家し、足神様になった’おまん’
(「4.足神様・比丘尼石・孝子稚児の塔編)」
 
自らの荒ぶる心に苦しんで、戸隠に逃げ込み、隠れ、後に権現となられた九頭竜様龍
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歴史を紐解くと、神様方もまた、傷ついた心を抱え、この土地に匿われ、癒され、人々に恵みをもたらす神々となられたことを知りました。
 
さらに小林先生は仰いました。
 
「日本の歴史は差別といたわりの拮抗によって作られましたから」
 
この戸隠は面々と受け継がれた「いたわりの歴史」が今も息づいているのだと感じます。
 
今回の下見の際も、分かれ道で迷っていると、家の中から飛び出してきて教えてくださったり、車で先導してくださったり、至る所で温かさに触れさせて頂きましたおねがいラブラブ
 
戸隠の旅は、安心できるアジールで自分を癒す旅。
 
そうして、再び扉を開き、新しい人生が始まりますキラキラ
 
岩戸に籠られた天照大御神は、洞窟というアジールの中で傷ついた御心を癒されました。
 
そうして、傷が癒えると岩戸を開き、再びその輝きを放たれました。
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2020年 エリックジャパンツアー戸隠
 
この優しいアジールを皆さまと共に歩めますことを切に願っております。

 

「2020年6月 エリックジャパンツアー 

戸隠五社巡りの行程(1~6)」はこちらからどうぞ

  下差し

 

1.戸隠の歴史編

 

2..宝光社~火之御子社編

 

3.中社編

 

4.足神様・比丘尼石・稚児の塔編

 

5奥社 天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)編 

 

6.奥社 九頭竜社編

 

 

桜**シルフェ 阿部小百合

 

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