ホリィ:あら、酉さん、美味しそうな物を飲んでますね
酉:寒くなってきたからね~、「なんちゃってホットワイン」だよ
ホリィ:なんちゃって・・・なんです?
酉:ちゃんと作るなら、小鍋に赤ワインと砂糖を入れて、シナモンスティックやクローブの実なんかも入れて、温めたら濾しながらカップに移してレモンを数滴垂らす・・・って感じなんだけど、洗い物が増えるのが嫌だったから、今日はマグカップに赤ワインと砂糖を入れて、シナモンパウダーとクローブパウダーをちょっとふってレンジでチン。
ホリィ:それでもいい香り。ちょっとお味見・・・あったかくて、甘くて、美味しいです
酉:4リットルの紙パックに入ってる激安赤ワインも、こうやって飲むと美味しいよ。ちなみに暑い時は、赤ワインに100%葡萄ジュース(ウェルチとか)を1~2割入れて、レモン果汁を数滴垂らすと「子供の頃に想像していた“ぶどう酒”の味」になる。これに氷を入れて飲むのも美味しい
ホリィ:美味しそうですけど、ワイン通の人が激怒しそうな飲み方ですね
酉:通の人は、そもそもこんな激安ワイン、ワインと認めてないでしょ。庶民は美味しく飲めればいいんだよ
ホリィ:酉さん、貧乏舌なんですね?
酉:失礼な。確かに古ボディの赤ワインとか「なにが美味いんだろ?」とは思うけど、白ワインだったらベーレンアウスレーゼあたりのランクを飲むぞ
ホリィ:ジーッ・・・
酉:ごめん、ちょっと見栄張った。ドイツワインならせいぜいQ.b.a。頑張って背伸びしてカビネット。いつか飲みたいアイスワイン
ホリィ:どれも甘口ですね。やっぱりお子様舌
酉:そもそも酒って時点で「お子様舌」って言うのか・・・?