成功している人を羨む思考が止まらない。簡単な努力が成果を実らせている様に見えて仕方がない。自分はそんなに努力をしていないのは知っている。自分を分析したときに、他人と比べて全ての能力は低めである。全ての項目はどれだけあるのかは理解していない。定量的に能他人と比べてられるものは身体能力と知能くらいしか知らない。隣にいる他人がどの程度の数値なのかは知らない。この国の平均と比較しての結果しか知らない。母集団が幾らの統計結果なのか知らない。知らないことばかりなのに苦しんでいる。自分の小さな努力では何も実っていないから。他人を羨んだりしても何も変わらなくて、無駄なことだと知っている。抽象的な事は知っていて具体的な事は何も知らない。昔はそれでいいと思い込んでいたツケが廻ってきたのだと思う。今、自分に自信がないことがこの思考を産んでいる。自信を持てばいいことなので解決方法は知っている。自信を持つ方法は知らないので、日々のタスクを強化してみようと思う。尺の長い映画も観よう、自分の好きな事が滞っている現状。アルコールのせいかも知れない、言い訳を作らないように片手に持っていこう。

 

 アルコールの不便なところは、車を運転できないので公共機関で移動するしかないこと、アルコールを呑んでいない他人から嫌厭されることが思い浮かぶ。出来る限り他人を不快にはさせたくない思いはある、そんな時はお互い様と思うこともある。この思考は好きじゃない。何時も一人なので騒ぐこともなく、喋ることもないので直接迷惑をかけることはないのに、同じ空間にいるだけで嫌厭感情の気配を感じている。直接注意を受けたわけじゃないのに、勝手に想像して勝手に窮屈になっている。なぜそうなるのかは、自分が逆の場合を知っているからだろう。電車に飲酒専用車両があったら乗るのだろうか。煙の漏れている喫煙スペースに押し合い入っている人達を観て思う。