夜のステージで演奏できる機会があり、室内演奏とのことで行ってきたのだが、屋根と壁があるだけの蒸し風呂状態のロケーションであった。そうとわかっていればそれなりに対策をして行けたのだが、室内演奏という言葉だけで勝手にイメージした私の問題である。汗まみれになり、衣服が体にはりついて思うように動けないストレスフルの状態で、少ない私の体力はすぐに尽きてしまい。常時疲れ切った表情であったと振り返る。

スマートフォンの普及で写真や動画が溢れている。他人が楽しんで撮ることには問題を感じないのだが、映った自分の姿が目に入るのがものすごく辛い。その場面には水を差したくないので黙って隅のほうに移動する。自分を認識してもらいたいけれど、写真や映像に残りたくはない。他人の目に映る姿は写真と同じなのだろう、他人の目にどのように映っているのかは気になる。そして現実に辛い思いをする。どうすれば自分を克服できのだろうか。あらためて考え直す必要がある。

 

 仕事をおわると自分だけの時間になる。呑みに行きたい気分の時は迷わず出かけるのだが、体力的にも財力的にも毎日出掛けるわけには行かない。自分がやりたいことは沢山あって、呑みに出てしまえば帰宅してから実施できるほど体力も気力も持ち合わせていない。仕事は肉体労働がなく、事務所に座って好きな仕事をよりごのんでやっているのだが、体力は消費していて真直ぐ帰宅しても自分のための鍛錬に取り掛かれない。無理にでもぶら下がろうと思い、椅子に座るのだが反発とばかりに、ネガティブな発想が次々に押し寄せてきて、やる気を押しつぶしてしまう。自分で自分の努力を嘲笑う。この攻撃が最近は一番辛く、楽器の練習は滞ってしまった。自分の録音にも耐えられなくなってしまった。そしてアルコールに走る。