先日耳についたキーワードで”独学”がある。巷では独学に関する書籍が多数発行されていて、私も何かヒントを得たいと思い、読んでいる。

本の内容は、当たり前のこと、判っていると思っていることが、理論的に書かれているだけなのだが、改めて意識に気づいたり、励まされたり、と得るものはある。

昔から自分にあったものを常に探している、今は意識的に探している。

例えば、スポーツ球技は私には向いていない。なぜなら、動体視力が他人より劣っているからだろう、平衡感覚や肉体にも恵まれていない。

トレーニングすれば、今よりは向上するだろうけど、他人とくらべて道のりは長い。

けれど、好きになれるスポーツがあったり、これなら出来るというものがあるはずである。それを見つけるのが、自分探しなのだと思っている。

 勉強も同じで、根底に向上心はある。今よりよくなりたいと思っている。

そして、努力や勉強をしたくないわけではない。

やりかたを考えたとき、記憶力が他人より劣っている。頭の中で計算する処理が他人よりスムーズではない。IQは平均より低いのだろうと自嘲している。

後ろ向きに考えると、どれも否定的な意見になるのだが、集中できずに広い視野があったり、何にでも興味があったり、感性が豊で感情的であったり、すぐに休憩して体力を温存する安全性感覚があったり、特徴はある。

探せば自分に合っているものは、あるはずである。

そいつを見つけることが出来れば、次のステージに進むことができる。

 私は飽きっぽい。だから色んなことをする。広くする。私の読書趣味、本の読み方がそのような特徴を示している。同じ作家や同型の作家ばかりは読めない。

インターネットのあなたにおすすめだけでは満足しないし、面白くない。

 

 過去に患った病気の影響で、右半身が不自由である。しかし楽器担当でバンドにも参加させてもらっている。楽器について鍛錬しなければならないことは沢山あるし、短期間で急激にのびることは難しいので、日々少しずつでも鍛錬するしかないと考えている。

日中は会社員なので、朝と夜しかまとまったプライベートの時間は取れなくて、朝の鍛錬は根付いてきている。朝一番なので気力も体力もあるからだと分析している。

しかし、仕事終わりの夜はなかなか鍛錬にとりかかれない。

気をゆるめればすぐにさぼってしまう。気を張り詰め続けると後日に続かない。

それだけ体力もなく、仕事に疲れているのが理由と考えるのが正当なのだが、向上心がそっとしておいてくれない。

向上心の奴は、煽るだけで体を動かしてはくれない。

焦る気持ちを生産してくれるだけである。

今自分に必要な案件は、向上心と仲良くなることである。