休日に家に引きこもっていては、酒を飲むばかりで何が悪いかはわからないが、出かけたほうがいいだろうと、自分の中で結論をだす。

行きたいところなどはあるわけではないが、とりあえず行く先はいつも図書館である。今日は久しぶりの快晴で、屋根の外は暑い。90年代の車にのって移動するのだが、エアコンが効かない。どうやら働いていないようだ。初心者マークを貼り付けた最新の車を横目に、汗を流しながら運転している。

 バイクの造形美が好きだ。バイクに乗るものすきだ。しかし身体的な問題で今は乗れないと思っている。なによりヘルメットをかぶることで、髪型のセットが乱れるのが一番いやな理由だ。自転車も同じ理由。いつも他人の目を気にしている。

 なので、車の窓をあけて運転すればいいのだが、巻き込んだ風が髪型を崩すのが嫌で窓も開けれない。汗によって髪型は崩れていく。解決方法は冷房が完備された自動車に乗ること。

 

 古い車が好きで、クラッシックカーと呼ばれるもののオーナになりたかった。90年代の車だとまだ30年、しかし走行距離は20万キロを超えている。

興味のない人からすれば、充分クラッシクな部類だろうと少し感じている。

 

 以前読んだ本で、写真家の方が空の写真を撮ることを進めていた。影響されやすい私はそのことに同意して空の写真を撮ろうと思っていた。

天気の状態は不問で、その時々の空をとるのだ。今日の空。屋根の外に出たときに写真を撮ろうと思っていたが、実際に行動に移したことはない。今日も撮ろうとおもっているが、5分後には忘れてしまっている。いつも思い出すのは屋根のある時である。

1分で外にでれるのだが、実行に移さない。外に出たついでに撮ろうと思うのだ。そして、5分後にはわすれるから、いつまでたっても撮れない。

毎日の空を撮りだめようと、事あるごとに思い立つ。明日は実行しよう。

今日は2枚とった。夕刻、図書館の帰り道、駐車場で思い出した。即実行する。

 

 ネットで注文したレコードが届いた。実際にレコード屋にいって直接買いたいとは思っているのだが、品ぞろえと価格から、やはりネット販売である。ここが東京なら話は別なのだろうが。レコードを直接買うには街に繰り出さねばならない。そんな体力と気力は今はない。

毎月すこしずつ古いレコードを買い足している。先人たちがコレクションしていたものを引き継いでいるかのように。私が朽ちるときは、さらに古いものになっているだろう。値打ちがあるとかないとかは解らないけれど二束三文ではすこし悲しいとおもう。