偽書の精神史 佐藤弘夫著 | 寅月

寅月

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宝誌和尚像 古代の神の啓示が一方的で「非合理的」な色彩を色濃く持つものであったのに対し、中世のそれは人間と双方向であり、ある意味では「より「合理的」なものへと変容したと言えよう。215頁

古代国家の解体が進むにつれて、その保護のもとから投げ出された古代以来の官寺官社はそれまでのように国家だけに顔を向けていたその姿勢を改め 在地に根ざした新たな寺社としての再生を目指した。
かって官寺仏教徒はほとんど無縁の存在であった庶民層をもその信仰世界に取り込むことが不可欠だった。

本覚思想と新仏教の根底には、本源の仏に出会いその真意に触れたという強烈な確信があった。


末法灯明記

         ■中世の人々にとって『末法灯明記』とは、
  まぎれもなく最澄の著した予言の書であったのである。
49頁

 
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初耳じゃない・・筈。
野馬台詩やら通海参詣記、その様々を漫画で読みたいと思いました。


 虚構って その面白さに 嵌ってしまうこともあるらしい。
YouTubeで滔々と述べてる動画とかがある。


あれれ、
読みたいと思う状況が既に