■ 続日本紀』の慶雲三年(706)の箇所に
この年天下の諸国に疫疾ありて百姓多く死ぬ。はじめて土牛をつくりて大いに儺す。
土牛というのは、侵入してくる悪鬼や悪霊をはらうために、陰陽師が宮殿の各門に立てた土製の牛の像の呪物であった。中国の御陰陽五行説にもとづく呪法で、青白黄赤黒の五色を塗り東西中南北の五つの方角を守らせた。
131頁 諏訪春雄著 折口信夫を読み直す 講談社現代新書P650
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北
西中
東
南
仙台の赤べこ
南を守ってるのかしら?