内人/外人関係 | 寅月

寅月

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yun_2408  脱亜入欧以前・以後
■ 日本共同体の視線は見上げるか見下げるかで、
水平に相手に向かう習慣はないから、もはや見上げることのできなくなった中国は 多かれ少なかれ見下げるほかない。

■弱者の側が強者に取りうる態度は
劣等感を裏返した「強がり」だけではなくて
「よらば大樹のかげ」戦略でもある。
それには それなりの合理的な面もあるが、国の独立と尊厳を損なう面もある。

164頁  加藤周一 日本文化における時間と空間

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「今」に順応する形なんだろうけど
宗教をもつことで「今」の距離や時間を、大きく取れるのかな

■ 時間の全体を構造化して考えることができない。
日本文化の中でが、原則として過去は―殊に不都合な過去は―、「水に流す」ことができる。
同時に未来を思い患う必要はない。「明日は明日の風が吹く」
地震は起こるだろうし、バブル経済ははじけるだろう。
明日がどうなろうと建物の安全基準をごまかして今カネをもうけ、不良債権積み上げて今商売を盛んにする

もし建物の危険がばれ、不良債権が回収出来なくなれば。その時現在で、深く頭を下げ、「世間をお騒がせ」したことを「誠心誠意」おわびする。

行為が社会にどういう結果を及ばしたか(結果責任)よりも、
当事者がどういう意図をもって行動したか(意図の善悪)が話の中心になるだろう。
文化的伝統は決して亡びてはいない。
234頁

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