『悪路だ』と歌うのは生きてる者の口実 | 寅月

寅月

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しらとり ヤマトタケルの魂は
大きな白千鳥に変じて、空を浜に向かって飛んでいった。
すると后や御子たちは
篠竹の切株で足にけがをしながらも、その痛さを忘れて激しく泣きながら追っていった。
アサジノハラ
浅小竹原 腰なづむ 空は行かず 足よ行くな


□生者が自分自身の体のどこかを傷つけることで、死者への哀悼を表すとという習俗が未開社会に存在することは知られている。□

古事記の起源




池間島
宮古群島の池間島で生まれて、二、三月のうちに死んだ子供のからだはアクマと呼び、海岸べりの洞穴に投げ捨ててかえりみない。
明治の末頃までは 頭に釘を打った。また斧や刀で切きざみ「二度と生れてくるな」と言いながら、夜中に島の北の青籠アオムグイ
と呼ばれる洞穴にそっと持っていった。

「万葉集」の挽歌は異常死をとげた死者が悪霊となって生者に祟るのを鎮めるためのもの」だとしている。
谷川健一 南島文学発生論 1991年

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死はそんなに珍しかったんだろうか?
ヨーロッパでは生産力に見合わない出産で流人になるものが多かったと読んだ。(『猫の大虐殺』)
出産での死も多く継母はありふれてたと、(灰被り姫の境遇は普通の景色)

 祟るのは一定以上の身分の人かな?
殉死の人を埋めるんは古墳の主に向けた計らいとして有効かもしれんけど
埋められた人の呻き声聞きながら、それを恐れないって
 屠殺する家畜を惧れないようなものなのかな
持ち主が与えるどんな死も異常とは考えないのかもしれんね





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□火の紀源については、「火が女の体内、ことに恥部にあったという考え」を語る神話が「ニューギニアとその周囲に多く」、特に『メラネシアとポリネシアが主な分布地域」であることが 知られている。

神話の系譜 大林太良