脚本：チャン・チアルー／チャン・シャオツァ
監督：スティーブン・フォン アクション監督：サモ・ハン・キンポー
美術：ティム・イップ 音楽：石田勝範
吹替翻訳：藤原恵子 吹替演出：市来満
楊露禅（ルーチャン）…ユエン・シャオチャオ（保志総一朗）
陳玉娘（ユーニャン）…アンジェラベイビー（櫻井智）
陳長興（チェン・チャンシン）…レオン・カーファイ（堀内賢雄）
陳家次男 陳思成陳 次男嫂 熊乃瑾 三男 呉迪 陳家大叔父…フォン・ツイファン（樋浦勉）
勅令鉄道建設主任技師方子敬（ズージン）…エディ・ポン（森久保祥太郎）
陳栽秧（ザイヤン）…ウィリアム・フォン（内田夕夜）
東インド会社顧問クレア…マンディ・リュー（中原麻衣）
天理教 阿難（アナン）…スティーブン・フォン（置鮎龍太郎）
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清朝末期
河北廣平府で三花聚頂を持つ子が生まれたが 父に見捨てられてしまう。
母もまた三花聚頂へ施す手立てを知らず
愛だけを注いで息絶えた。
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三花聚頂を持つ子・楊露禅は天理教へと引き取られる。
三花聚頂を戦闘力として用いる目的だった。
しかし 経路を整えない三花聚頂の精力は、楊露禅の身体に毒素を蓄積していった。
楊露禅】お師匠様は腕を上げたと言うて下さる。
薫爺】奴の技は力任せの剛の拳であろう。
おぬしの内力を損ね寿命を縮めてしまう。
角の色が赤から紫になっておる。黒くなってしまったらおぬしは死ぬぞ
こうなったら 内家拳を教わるしか道はない。気の流れを変えるのだ。
老趙が敗ける。楊露禅も内家拳を目の当たりにした。
数十万の兵を擁する天理教だったが官軍の夜襲を受け壊滅した。
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楊露禅は陳家溝を訪ねるも
そこは陳の姓を持たぬ者には閉ざされてあった。
陳家拳の総帥陳長興に会えぬまま日が過ぎる。
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清朝は近代化事業を急いでいた。
勅令鉄道建設主任技師方子敬は、上司に１０日と請け負って 陳家溝に乗り込んでいる。
都に上り イギリスに留学した逸材として 故郷に錦を飾る晴れがましさが・・・。
陳玉娘】ここは小さな村 一生出ない人だっているのよ
新しいものには抵抗があるものなの。
先ずあたしに教えて、あたしが覚えたら皆に伝えるわ
この地で育ち矯められた方子敬の自負は、許嫁の権勢を利用することができなかった。
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都にもどった方子敬は、東インド会社を引き込んで 陳家溝に戻ってきた。
イギリス製の最新鋭の建設機器もあった。威令も携えている。
７日以内に立ち退け
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楊露禅は三花聚頂に毒が回ったのを老職工に助けられる。
老職工は、彼の特性を知り戦い方の指示も与えていた。
陳長興その人に認めさせる手段として、ＴＲＯＹ破壊を指示された。
ＴＲＯＹ破壊は、陳玉娘も目論んでいた。
クレア】トロイは壊れて良かったのよこれでロンドンに一緒に帰れる。
方子敬】一緒に戻ろう。
子敬の返事に微笑み、
その掌を頬に押し当て、クレアの生は終わった。
楊露禅を助けていた老職工は陳長興だった。
ＴＲＯＹ破壊は 陳家溝と関わりのない人間が行うのが肝だったのに 陳玉娘が加わって惨事となってしまっていた。
陳家溝に軍兵が押し寄せる。
後略
end
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父親が疎んじるような低能児とされた露禅、
母親が自分の額を柱に打ち付けたのは 夫の薄情に憤ったからだけではないのでしょう。
●しかし露禅自身は、ドラゴンボールの孫悟空みたいに
朗らかでした。
孫悟空が月を見て大猿に変じるのと
三花聚頂を打たれた露禅が人間離れした剛力を振うのとで、似通う気もします。
●方子敬に関わる美女が面白かったです。
方子敬「貧困と無知からこの村を救いたかったのだ。」
これはクレアに通じるように粉飾してはいるが、偽りではない。
ＴＲＯＹを持って来た時も、その言葉に反して陳家溝の人々を害するつもりはない。
傍にいるクレアがそれを見抜いている。
方子敬「姓が違うから拳も学べず。 君の兄貴たちからは蔑まれた。 だからこそ勉強すれば 認められると思った。」
翌朝、玉娘は露禅に言う。
しかと見た？ これが 野馬分鬃！
陳家拳を学びたいんでしょ 立って
手解きというのではなく、技でもってぶちのめす。
、
かけた技の名を明かすところに機微を感じました。
村を立ち去らせるに十分な・・
じゃなかったのは 三花聚頂が生えてる男だったから、
普通は感じ入る。(｡-人-｡)
当主である陳長興こそ 物が見えていたけど、次男 三男と驕った馬鹿で 大叔父も鈍だった。
方子敬が玉娘の許嫁に定められたのは、陳家の血が濃くなりすぎたからなのかもしれない。
◆男性出演者たちに 現代武芸の人たちが並んでたらしいのだけど 本格の凄さは伝わりませんでした。
美人たちが数なして現れ、願望充足的にふるまう楽しさが記憶に残りました。