脚本 林民夫
監督 三池崇史
殺人犯清丸国秀:藤原竜也
8年前に西野めぐみを殺し仮釈放中に蜷川知香を殺した。
警視庁警備部警護課警護第4係所属 銘苅一基:大沢たかお
警護第3係所属 白岩篤子:松嶋菜々子
警視庁刑事部捜査第一課奥村武:岸谷五朗
警視庁刑事部捜査第一課神箸正樹:永山絢斗
福岡県警察刑事部捜査第一課関谷賢示:伊武雅刀
元経団連会長 蜷川隆興:山崎努
蜷川知香の祖父「清丸国秀を殺した者に10億円を払う』と発表した。
*
蜷川隆興の発表を聞いて、清丸を襲う田中
田中】ごめんな
清丸は潜伏の無理を悟った。
出頭した清丸を護送する班が作られた。
蜷川隆興の力は警視庁内部にも及んでいた。
銘苅と白岩がえらばれたのは 清丸に対してより強い憎しみを覚えると見込まれたからだった。
奥村武は体に発信機を埋め込んでいた。
*
1潜伏先 バールで殴りかかった田中
2病院 注射器の中身を替えた看護婦
3高速道路 逆走しタンクローリーで体当たりを試みた男
4高速道路 伝令と偽って護送車の扉を開けさせた機動隊員
5新幹線車内、銃撃戦を行ったヤクザ
6新神戸駅、包丁を持った男 ※命の重さって何?
7通りがかりを装った西野めぐみの父親
神箸正樹はヤクザの銃弾を受けて死亡
関谷賢は新神戸駅、包丁を持った男を射殺して脱落
奥村武は発信機の存在がばれて降ろされる。
白岩は清丸に背中を向け 奪われた銃で射殺された。
*
銘苅は清丸の護送を完了し、蜷川隆興を説得する。
蜷川は発表を取り下げた。
死刑判決を受けた清丸
裁判官】最後に何か言いたい事はありますか
清丸】後悔 反省しています。
どうせ死刑になるなら
もっとやっとけばよかったかなって
end
~悪を心の自己疎外態として捉えその実態的根拠を否定する。~
であるまま
終
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
● 変化した後に思想が生じる。(思想が先立つわけじゃない。)
清丸は周辺の人物を知ったが、彼を作る核は変わらぬまま 新たな自分を知ることはなかった。
●田中は、害意ではなく外部的な動機で清丸を襲う。
或る種の感染のよう・・
逃げる清丸が子供のように見えました。
この場面に清丸の幼児殺害も連想しました。
・・・
清丸は死ななかった幼児として 壊れた今があるのかも
●教有りて類なし
猟奇的な清丸、殺人を手段にする人々、
彼らが解かれる事もなく 世界は変わる兆をみせぬまま続くというふうだった。
▽ 松嶋菜々子さんは、鼻の下(解剖学的に言う上唇)の形が美しさを損ねていた。
藤原竜也さんの容姿の方が美しく撮れていた。
清丸国秀が、大竹まことさんのような容姿だったら もっと刺激的になってたと思います。