仕組みを称して『名』
その名のままに現れた結果が『形』
名と形が一致することを称して『形名参同』
時に噂と実態の合致を意味することもある。
◆
官には 誠実貞信な者を任用したいが少数しかいない。
しかし、そのことを気にやまなくていい。
名君の道は法を一にして智者を求めず、法術を固めて貞信な者を重んずる必要はない。
つまり法を厳格に執行すれば群臣は姦詐をなすことができないからだ。
◆ ◆
仁義の高趣に憧れて、その妄念にとりつかれている。
政治支配には権力が不可欠と知りながら、それが聞こえがよくて評判のいい仁義で偽装したり掏り替えようとの存念が蟠ってるからだ。
◆
儒墨の徒がいう『仁義』は切り株に兎を期待してるようなものだ。
古の人が今の人より善良だったわけでなく、一人当たりの財貨が多かった。
栽培や火食以前の人口聖帝の堯は 粗末な宮殿 質素な食事 見窄らしい服を着ていた。
その生活の程度は今の役所の門番にも劣る。
禹王は休む暇もなく脛毛が一本のこらず抜け落ちた。
古の聖帝が位を禅譲したことを称えるが、事実は門番にも劣る生活から抜け出すことであった。
◆ ◆
●飛龍乗雲、騰蛇遊霧、雲罷霧霽、而龍蛇与螾螘同矣
雲が罷り 霧が霽れたら龍蛇は螾螳(みみずと虫けら)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
政治家とか警察とか 教師もそうかな
常人を超えた能力を期待してしまうけど、違うよね。
団栗から杉や檜が生える道理がない。
正視しないといけないのかな