女が男性的な精神、男性的な心情をもっているということ、
つまりヴィラーゴ(男勝り、女丈夫)であるということは、
ルネサンス当時のイタリアにおいては、最大の名誉ともいうべき讃辞だったらしい。
━─━─澁澤龍彦 エロティシズムを生きた女性たち ━─━─━─
自然の歴史は善から始まる。なぜならそれは神の作品であるから。
自由の歴史は悪から始まる。なぜならそれは人間の作品であるから。
カント ・人間歴史の憶測的起源
「ダンディは、鏡に向かて生きる」
男の幸福はゾルレン(意志)の要素が強く、女の幸福はザイン(存在)そのもの
美しくなる為る為に、痩せるために美容体操をし、甘いものを食べず 中略
彼女らは幸福を捨て美という観念に殉じている苦行者だ。
彼女らを駆りたてているゾルレンは、悲劇的でありしたがって男性的である。
澁澤龍彦氏は、女性は 生まれっぱなしで美しいと言っている。
下手に男性原理を我が物にしょうと躍起になってるのは見苦しいと言っている。
その幸福は 現実的な生活の中で塗れる泥などで損なわれる事はない。
『どうしょうもなく美しく、どうしようもなく幸福』
”現実的な生活の中で塗れる泥”をそう言うなら
"男性原理を我が物にしょうと躍起になる”のが氏の目に見苦しかろうと、
厳然と美しく幸福なんでないかしら
