神戸市に居住する人の大多数が「神戸には空港は要らない」、「税金の無駄遣い」と唱える中で工事を強行して、開港した神戸空港。

神戸空港は神戸市営空港で、空港開港の財源は、企業からのスポンサー料以外は、神戸市に居住する人が納めた税金を使ったし、空港運営の財源にも、空港を使用する航空会社や通常は航空運賃に転嫁される形で搭乗客が納める「使用料」だけでなく、神戸市に居住する人が納めた税金が使われているのだ。

しかし、神戸空港は開港以来ずっと赤字が続いているとか。

神戸市に本社を構える神戸新聞は、神戸空港発着便の7割を占めるスカイマークの航空便が、経営が破綻して以降欠航便が続出している現状を報じた。

何と、経営破綻以降1月末までだけで71便もの欠航便が出たと報じ、2月に入ってからもスカイマーク側の都合による欠航便が出ているとか。

神戸空港を発着するのは、スカイマークが7割、ANAが3割で、JALは経営が破綻したため早々に神戸空港から撤退した。

神戸新聞は、スカイマークが神戸空港から撤退することを危惧する記事も書いているが、仮にスカイマークが神戸空港から撤退することになれば、神戸空港もスカイマークと時をほぼ同じくして経営が破綻してしまい、開港からたった10年で廃港に追い込まれることは想像に難くない。

神戸空港に乗り入れる、ポートライナーの空港線も廃止に追い込まれてしまう。

ポートライナーは神戸新交通が運行しているが、実質的には神戸市が運行しているようなものであり、空港線の建設費も神戸市が負担した。

私は神戸市在住ではないが、神戸市に居住する人の大多数が唱えた「神戸空港不要論」には同意し、神戸市に居住する職場の同僚から神戸空港開港反対の署名を求められた時にも、それに応じた。

一時期、橋下大阪市長が神戸空港は自衛隊の関西の拠点に転用すべしと言ったことがあったが、神戸市在住の人が今さら神戸空港を取り壊せとは言わないまでも、神戸空港を廃港して災害救助拠点に転用すべしと唱える方が出て来ても、何の不思議もないだろう。