先日買った梅田望夫氏の「どうして、羽生さんだけが、そんなに強いんですか?」を読みながら、将棋村で起きた渡辺棋王の三浦九段の事件や佐藤天彦名人のポナンザへの完敗などの騒動を思い出すと水面下でいろいろ繋がっていると思いました

まずは将棋ソフトの話がよく出てきていたので、その部分で感じたことを書きます

まずこの本は2010年に出版されて、その当時は将棋ソフトの実力はアマチュアトップクラスという認識があり、将棋ソフトがプロ棋士に追いつくのはまだまだ先の話で10年後にいい勝負みたいな認識でした


プロ棋士の間では横歩取りや相掛かり系の将棋は将棋ソフトには凄く苦手で、これを克服するのは凄い時間がかかるという認識でプロ棋士側の危機意識がまだあまりなかったように感じます


プロ棋士は将棋連盟所属の人達の狭い世界で日本の500万人と言われる将棋人口のトップのプロ棋士達の自信が凄く、初めての「外敵」になる将棋ソフトに対して余裕がある雰囲気が伝わりました


私はこの初めての「外敵」の将棋ソフトとの関わり方を将棋連盟はかなり失敗したと思いますしプロ棋士側の負ける恐怖への逃げの姿勢が勝負師というイメージを無くしたと思っています


将棋連盟所属のプロ棋士達の内輪以外の将棋ソフトという「外敵」との対局は電王戦での対局を見ても真剣勝負の度合が明らかに違っていました


結局電王戦はいい時期には対局希望や米長邦夫会長が頼みやすいプロ棋士に頼んだメンバーになって、プロ棋士の最強の代表者達との真剣勝負が実現しないままに時期を逃して、最後は佐藤天彦名人がポナンザに手合い違いの完敗をして終了という悲惨な結末になりました


第2回電王戦は2013年でしたがこの当時は既にトッププロ棋士でも将棋ソフト相手では厳しそうな印象で、この時期辺りがプロ棋士最強メンバーと将棋ソフトのガチンコの真剣勝負をする時期だったと思いますしプロ棋士の凄味やドラマが生まれる最適のタイミングだったと思います


実際2013年の第2回電王戦に参加したプロ棋士達の頑張りは素晴らしく、プロ棋士が初めて将棋ソフトに負けた瞬間の悲壮感はまさに「外敵」との真剣勝負の緊迫感がありましたし出場したプロ棋士達の背負うものの大きさを感じる素晴らしい戦いでした


ただやはり世間が望むのはトッププロ棋士と将棋ソフトの真剣勝負で、将棋村のタイトル保持者などのトッププロ棋士が出場しないのは残念で将棋連盟はビジネスとして長くやりたかったようで温存したことやトッププロ棋士の惨敗によるプロ棋士ブランドの崩壊を恐れたと思います


この将棋ソフトとの歪んだ関係が渡辺棋王などの三浦九段のソフト不正冤罪事件に繋がったと思いますが、スマホソフトより弱くスマホソフトに怯えるトッププロ棋士達のイメージがつきました


そして今は佐藤天彦名人の手合い違いの完敗からプロ棋士の完全な上位の位置に将棋ソフトが来たので、今はプロ棋士達が必死に研究に将棋ソフトを使い、戦法や最善手や指し回しをプロ棋士が必死に暗記している雰囲気で、この本に書かれているプロ棋士達同士の凄い研究から将棋ソフトをいかにうまく使うかの競争にどんどん傾いています


今の将棋村は藤井六段ブームや羽生永世七冠のブームで盛り上がっていますが、将棋ソフトに支配されるプロ棋士達の状況がどんどん近づいています


そして今の将棋村は渡辺棋王の三浦九段の冤罪事件に対するケジメをつけていなく後ろめたさがある一方で、藤井六段ブームは将棋村や個々のプロ棋士に大きな利益をもたらすので藤井六段の対戦相手がどれほど本気で勝ちに行っているか気になります


そして私はこの本の著者の梅田望夫氏が渡辺棋王の三浦九段の将棋ソフト不正冤罪事件や佐藤天彦名人の手合い違いの完敗や今のプロ棋士達の将棋ソフトへの研究依存にどういう感想を持っているか気になります


著者の梅田望夫氏はシリコンバレーで仕事をしていた「ウェブ進化論」などインターネット関係のウェブ2、0関係のビジネス書の著者なので、こういう流れの感想を聞いてみたいですね


そして今の将棋村では渡辺棋王の三浦九段の冤罪事件で渡辺棋王や佐藤天彦名人などのフットサル互助会や久保王将や千田六段などの関西棋士互助会や将棋ゴロ達の暗躍などの疑惑が残りましたが、将棋村はこういう疑惑に対しては無視して三浦九段の名誉回復もしないで藤井六段ブームを必死に盛り上げています


これを2010年の将棋村から見たらどう思うか?気になります


次のこの本の記事では将棋村の人間関係の書かれた内容が、あの三浦九段の冤罪事件に繋がった感想もあるので、その話を記事にしますのでよろしくお願いいたします