本気で行政書士試験合格を目指す方へ(Vol.2) | 行政書士ツーアップサムライ☆倍返し系行政書士@大阪市肥後橋・淀屋橋

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遺言・相続代行・公正証書作成・起業・創業融資支援を中心に営業中のメガバンクOB行政書士です。趣味のJazz Saxの話題もときどきアップしております♪#

今日は本試験対策の続編

時間の使い方についてです!


体験談も交えながらお話しますので、参考になれば幸いです。


行政書士試験は180分で60問を解く試験です。(1問当たり3分の計算)

記述問題(40字)が3問、文章理解が3問、多肢選択が3問など、

3分では解けない問題もあるので、実際は時間との勝負になります。


したがって、3時間という限られた時間を有効に使うことが求められているので、

問題を解く順番をあらかじめ決めておく方がいいかなと思います。


以下ご紹介するものは、試行錯誤の結果自分なりにたどり着いた結果です。

参考にしてみてください音譜


◎問題を解く順番◎


1 一般知識(問47~問57)

        ↓

2 法令択一(問1~問40) 

        ↓

3 法令多肢選択(問41~問43)

        ↓

4 文章理解(問58~問60)

        ↓

5 法令記述(問44~問46)



1一般知識(約20分)


なぜ一般知識を最初にやるのか?

それは知っているか知っていないかで勝負が早いからです。

一般知識対策のお勧めの勉強法についてはまた後日あせる


あやしい肢は切っていって、とにかく

50:50のファイナルアンサーに持ち込む。

2択の問題で勝負するように心がけました。


しかし、この試験には恐怖の足切りがあるので、適当にやるわけには

行きません。したがって、思考体力が無くなった試験後半にやるのは

リスクがあるので、順番を一番先にしました。


2法令択一(約80分)


問1、2は基礎法学の問題ですが、試験委員はここで受験生に意欲を

なくさせるような「パンチ問題」パンチ!を持ってくる可能性があります。

それに引っかからないように、一般知識を最初にやってある程度

免疫をつけてから挑戦するのが狙いです。

  

長文の問題を後回しにして、基礎法学→憲法→行政法→民法→商法・会社法

と順番通りに解いていきます。


H22年度問2のような問題はさっと見て、無理だと思ったので3に○をつけて

次に進みました。(実は、ヤマ感があたって3が正解でした)


試験が終わってからじっくり問題を読むと正解が出せる問題もありますが、

とにかく試験委員は長文化して受験生の持ち時間とやる気を減らそうとして

きます。


引っかからないように!要注意です!!


特に民法・・・

最近の民法の問題は長文化している上に、現場思考型の問題が多くなっていて

過去問の知識だけでは全く勝負になりません。


ここで重要なのは法的思考力(どっちを勝たせるか?)です。

この点からも、時間は十分に取らなければいけません。

憲法、行政法などの択一とは重みが違います。


行政法でいかに時間を節約できるかがポイントになると思います。


3法令多肢選択(約15分)

  

本試験では2まではほぼ予定通りの時間でしたが、

平成22年度試験ではここで失敗しました。

理由は、例年以上に難しかったからです。

特に問43は歯が立ちませんでした。

かなり焦りながら文章理解に進みました。


文章理解と法令記述問題に充てる時間を1時間程度残す予定でしたが、

本試験では残り50分を切っていました。

  

4文章理解(約20分)

 

ある程度時間をかければ解ける問題だと思いこむことがポイントです。

難しいと思い込むとトラップにはまります。


5記述問題(約40分)

  

作戦通り行けば、十分時間がとれるはずでした。

  

しかし、本試験ではこの段階で残り30分を切っていました。

かなりしんどい状況です。


平成22年度の問44は問題を見た瞬間「事情判決」の問題だと直ぐに

わかったので、問題に沿う形で記述しました。


しかし問45を読んだ瞬間大パニック。

全く答えが浮かびません。叫び

唯一浮かんだ「法定代位」という言葉を手掛かりに必死のパッチで何とか

40字程度にまとめました。


この段階で残り10分なかったと思います。

  

そこから問46・・

判例の法的根拠を問う問題で、初めて見るパターンでした。

とにかく時間もなかったので思い浮かんだ「薬代は現金で」という格言を

手掛かりに「不法行為による損害賠償は現物で支給されなければならない」とい 

うようなことを書いた記憶があります。

 

講師から教わったとおり、民法で困った時の必殺技「信義則」というキーワードも 

いれて、何とか時間ギリギリに書き終えました。


こうして、平成22年度本試験は解答を控える余裕もなく、また見直しもできない

状態で、静かに幕を閉じました。


自己採点では何とか一般知識の足切りはクリアしてましたが、

記述の結果次第合格するかしないかが決まる状態・・・

ほとんど合格は無理だろうと思っていました。 


しかし、予想外!!

記述の採点は60点満点で50点でした。


勝負はどう転ぶかわかりません!!



今年は記述にプラス補正が入ったのが幸いしたとはいえ正直びっくりしました。


受験経験のある方は本試験の怖さを身をもって実感されていることと思いますが


要は難しい問題でも諦めず、

問題に食らいつく執念を持つこと!!



が大事だと思います。

あと本試験まで7カ月余り・・


真剣に勉強しても170点、残り10点の壁が立ちふさがります。


最後は自分の底力が試されます。


ほんまにしんどいと思いますが、

何とか合格をつかみ取ってください。


健闘を祈ります。 


つよP☆

  

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