千葉工大の未来ロボット技術研究センターが開発したという
レスキューロボットが話題になっていた。
駆動部分に特徴があり、車や本体そのものが無限軌道になっているため、
凸凹のあるがれきの上でもスムーズに走れると言う。
6つの独立したキャタビラが柔軟な走行を実現している。
マスコミは画期的というが、
ロボットの真ん中にキャノン製のネットワークカメラが乗せられている。
始めて見る人には魅力的に見えるかもしれないが、
見慣れているものにとってはどうしても興ざめする。
カメラぐらいは独自のものを開発してほしかったという気もする。
それだけネットワークカメラが完成されているといえるのかもしれない。
大学による開発メカのマスコミ報道の締めくくりは大体決まっている。
「今後、○○の技術を導入すれば、○○も出来るようになる。
○年後には実用化を目指す。」
要するに今は未完成だが、時間をかけて完成させるという大学ならではの発表。
今回も、レーザセンサーを搭載すれば、倒壊したビル内の地図を作成でき、
1年後の実用化を目指しているとのこと。
実用化というのは、商品にしてユーザに販売することをさしている。
ぜひ言行一致で実現してほしいものと言いたくなる。
ネットワークカメラをロボットの頭にすえることは容易に考えられるが、
ネットワークカメラから出力信号が複数個取り出せれば、
ネットワークカメラの制御信号そのもので、ロボットの制御が出来る。
そのことはパナソニックネットワークカメラの責任者にも助言したことがある。
今は一つの信号しか出せないので、侵入者への威嚇がやっとだが、
せめて後4つ信号が出せれば前進・後退・右・左の制御が出来る。
進行方向の画像を見ながらの制御だから極めて都合が良い。
そういうニーズが高まれば、
カメラに複数信号の出力端子がつく日も遠くないかもしれない。

