東大SPHを目指す貴方へ

東京大学 公共健康医学専攻 (SPH: 公衆衛生大学院)の入試対策法について記録しました。
東大でMPH(公衆衛生修士号)取得を目指されている方のご参考になれば幸いです。
ご質問も歓迎いたします。


テーマ:
東大SPHの試験についてです。1次試験(筆記)と2次試験(面接)で構成されますが、まず1次の点数のみでバッサリ落とします。職歴、出身学部、専門分野などは一切問わず、純粋な「1点刻み」での争いになります。一方、2次は「本当に人格的にヤバい人だけをふるい落とす」程度です。ですので、試験勉強はもっぱら1次試験対策になります。

1次試験は以下の①~④のセクションがあり、合否判定に使われるのは前者3つのみ(360点満点)です。
私自身の入試での点数についてはこちらをご参照ください。

①英語 (180点満点)
 ➢長文読解大問4つ
 ➢制限時間2時間

②選択枝問題 (120点満点)
 ➢公衆衛生一般40問 + 統計学20問 (計60問)
 ➢制限時間1時間40分

③記述式問題 (60点満点)
 ➢公衆衛生専門8分野から3分野を選択
 ➢制限時間1時間20分

④小論文 (面接ネタのため点数なし)
 ➢自分の職務に基づき、公衆衛生の今後の課題と対策を論ぜよ
 ➢制限時間2時間、1年コース志望のみ

[]あくまで、2016年度の内容で、2018年度からは若干変更点がありますのでご注意ください。変更内容はこの記事の最後に記載しています。



1次試験(筆記試験)
全体の流れ
まずは過去問を医学図書館で入手しましょう。試験勉強は本番の2-3か月前から開始するのが一般的なようですが、自分は10か月前に開始し、9年分(東大SPHが設立されて以来)全ての過去問の②選択枝問題(公衆衛生一般+統計学)を4周しました。全体の勉強時間の比率は概ね、①英語0.5%、②選択枝問題95% (公衆衛生一般55%、統計学40%)、③公衆衛生専門4%、④小論文0.5%でした。


①英語
全体の半分の配点(180点/360点)を占めるので、十分に点数を稼いでおきたいセクションです。毎回異なる論文や専門書レベルの長文読解で、なかなか「過去問通り」とはいかず、日頃からどれだけ英語の文章に慣れ親しんでいるかが重要。ですが英語が得意な方であっても「こんな出題のしかたをするんだ」って感覚をつかむために最低でも過去3年分だけ1周はしておきましょう。


②選択枝問題(公衆衛生一般40問+統計学20問)
おそらく、最も試験勉強に時間を費やさなければならないセクションがこれです。公衆衛生一般40問と統計学20問から構成されます。マニアックで点差が付きにくい(特に前者)割に配点が比較的高い(120点/360点)ので、いかに過去問の類題を取りこぼさないかが重要になります。

公衆衛生一般40問は最初過去問をみた瞬間、マニアックさに絶句しますが、めげずに一つ一つインターネットと参考書(推薦図書参照)で調べながら解答と周辺知識を押さえましょう。いくら調べても分からない問題はそれ以上頑張らなくていいです(医療情報やプログラミングなど)。上でも書きましたが、過去問通りの類題で点を逃さないことが重要です。

一方、統計学20問は、自分で手を動かし、かつ系統的に問題をこなさないと本質的な概念が掴めず、捻った問題に太刀打ちできませんので、一度「統計学演習 (培風館)」(推薦図書参照)の例題を一通り解きましょう。過去問を始めるのはそれからです。公衆衛生一般よりも統計学は計算が必要な分、1問にかける時間が長くなりますので、本番では時間配分に注意してください。自分は、配分を大幅に間違え、最後の30秒で統計学のラスト3問を勘で解くハメになりました。


③記述式問題(公衆衛生専門8問、3問選択)
②の公衆衛生一般の勉強をしていればある程度対策になります。8つの分野のうち3つを選択して回答する形式です。自分は「疫学」「医学統計」「予防医学」の3つを回答するつもりでしたが、本番では「疫学」が少し難しそうだったので、代わりに「公衆衛生方法論」を回答しました。ということもありますので、余裕をもって4-5つの分野を決めてそれらのみ1周すれば十分です。


④小論文
一次試験の合否には使われず、あくまで面接のネタのようです。字数制限はなく、毎年同じ題材(「自分の職務に基づき、公衆衛生の今後の課題と対策を論ぜよ」的な内容)なので、予め何を書くのかを決めておけばOKです。自分は、「新興感染症や再興感染症の各施設での対策方法のマニュアル化と教育の重要性」について論じました。



2次試験(面接)
1人対SPHの教授陣オールスターズ+αの30人ぐらいでの面接になります。まず、人数に圧倒されないようにしてください。志望動機やら卒後の進路やらこれまでの業務についてを(1年コース志望ならば小論文の内容も踏まえて)聞かれます。たまに厳しめのツッコミも入れられたりするかもしれませんが、華麗に振る舞いましょう。




[]2018年度(2017年8月実施)からの変更点 (2018年2月27日改定)
(【旧】2017年度以前、【新】2018年度以降)

①英語セクション
【旧】大問4問 2時間 180点満点
【新】大問4問 2時間 180点満点 (変更なし)

②選択枝問題セクション
【旧】60問(公衆衛生学40問+統計学20問) 1時間40分 120点満点
【新】40問(公衆衛生学20問+統計学20問) 1時間40分 60点満点 (公衆衛生学40点+統計学20点)

③記述式問題セクション
【旧】3問選択 1時間20分 60点満点
【新】4問選択 1時間20分 120点満点

④小論文セクション (新旧共に採点対象外)
【旧】1年コースのみ「自分の職務をもとに公衆衛生学上の今後の課題と対策を論ぜよ」 2時間
【新】2年コースも必答「自分の経験や知識をもとに公衆衛生学上の課題と対策を論ぜよ」 1時間

合計点数
【旧】360点満点
【新】360点満点 (変更なし)








このブログの内容に関して、ご質問・ご要望・ご感想などございましたらこちらのフォームよりご入力ください。喜んで対応させて頂きます。

また、受験ブログリンクに登録しています。このサイトが少しでも皆様のお役にたてましたら、下記リンクをたくさんクリックして頂ければ嬉しいです。

にほんブログ村 受験ブログへ
にほんブログ村


受験ランキング

東大生ブログランキング
東大生ブログランキング

Tootsie Rollさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。