一本桜と呼ばれる桜は殆んどがエドヒガン桜などの日本に古くから自生してきた桜が多く枝垂れ桜などの糸桜と呼ばれるものも少なくありません。

 

人間の寿命の何倍にも及ぶ長きに亘って風雪に耐えて世の移り変わりを見続けてきたものだけが醸し出す威厳と神々しさに私はいつも我が身の小ささを教えられる思いが致します。

 

 

以前に又兵衛桜をご紹介した時に紹介できなかった室生寺周辺の

 

   『西光寺の枝垂れ桜』

 

                                          からご覧ください。

 

 

室生寺は石楠花の咲く頃には多くの方々が撮影に訪れますが、室生寺の対岸の山の中腹に位置する西光寺には殆んど訪れる人もなく境内の枝垂れ桜が咲く頃になるとその花を一目見たいと写真愛好家や花見客で少し賑やかになります。

 

 

 

駐車場はお寺を少し通り過ぎた処に5~6台が停められる駐車場があるので必ずそこに停めるようにしてください。

 

西光寺周辺は道が狭く周辺にお住いの方の迷惑になるだけではなく、撮影に来られた方の邪魔にもなるのでご注意ください。

 

道端にある小さな道標に沿って進むと山越えで仏隆寺の千年桜に行く事も出来ます。

 

 

 

 

 

次は大野寺の枝垂れ桜ですが私的には大野寺の前にある摩崖仏に心惹かれてこんな写真になりました。(笑い ! )

 

 

次にご紹介するのは以前にご紹介した

 

              『小原の極楽桜』

                                              と

   『小倉観音寺の枝垂れ桜』

                                              です。

 

 

小原の極楽桜は小高い丘の上に立つお寺の庭先にあり車ではその下までしか行けないので

下から桜を仰ぎ見る撮影だけで現場を離れる方が多いのですが

 

 

少し大変ですがしっかりした手摺もある階段を上がって是非境内からも撮影される事をお勧めします。

 

この時は朝方まで雨が降りその後雨が止んで少しづつ天気が回復する予報を聞いて出掛けた撮影でしたが天気の回復が少し遅れてこの構図ではまだ空は雲に覆われていました。

 

 

 

 

しかし、この方向の空には少し青空が見え始めて山里の春の訪れが感じられるるいいタイミングでの撮影となりました。

 

きっとこの桜の素晴らしさを満喫戴けると私は確信しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

小倉観音寺の枝垂れ桜は境内に2本の枝垂れ桜がありますが昔懐かしい火の見櫓を入れた構図が撮れるこちらの写真をアップしました。

 

土日にはそれなりの人出もあるのかと想像しますが撮影は平日だったので貸し切り状態でゆっくりと撮影と鑑賞を楽しむ事ができました。

 

コロナウイルスの感染状況にもよりますが昨年は断念した信州各地の一本桜の撮影行を今年こそ実現させたいと今から楽しみにしています。

 

 

 

 

次回は散り桜の花筏を撮影した時のご紹介を予定しています。