『1月は往ぬ(関西の方言で帰るの意味) !
2月は逃げる !
3月は去る ! 』
あっと云う間に
今年は桜の季節になりそうです
国内の桜の70%以上がソメイヨシノであると云われていますが、全国のソメイヨシノはすべてクローンだそうで従って開花の時期も殆んどその周辺にある木は同じ頃にに花を咲かせるのだと何かで読んだ様な記憶があります。
私としてはどちらかと云うと山桜系の桜に心を奪われます。
ソメイヨシノの樹命は凡そ60年余りだそうですが山桜系のエドヒガン等は樹齢1000年にも及ぶものもあり一本桜として知られる桜では300年以上の古木も少なくありません。
勿論、若かった頃から山桜系が好みであった訳ではないのですがいつの頃からか気が付けば山桜系の桜が私の心情にピッタリくる桜になっていました。
花に葉が混じって咲く事が若い頃には馴染めなかったのですが、今ではその事に深い味わいを感じるのは歳をとつた良さだと自分で納得しています。(笑い ! )
チョツト寄り道をしてしまいましたので本線に戻ります。
今回ご紹介するのは下のGoogle Mapの
川西市の赤松にある西本願寺派の浄土真宗
『高源寺さんの枝垂れ桜』
満開の時期になると花をいっぱい付けた枝垂れをまるで暖簾をかき分けるように手で払いのけながら石段を降りて行く程の見事な枝垂れ桜でした。
数年前の台風で大枝が折れると云う桜の生死にも関わる程の損傷を受けながらもご住職の懸命の養生により元気を取り戻せた事は誠に喜ばしくそのご苦労に頭が下がります。
最近はスーパー台風と呼ばれる超大型台風が襲来する事が多くなり枝垂れ桜にとってもその被害は甚大です。
最近新名神高速道の川西ICが近くにできましたので川西ICからでは車で凡そ10分余りかと思われます。
高源寺さんは住宅地を外れてから細い山道を5分程上ったところにあるので運転には気を付けてください。
駐車場は枝垂れ桜の前を通り過ぎたところにある急な下り坂を少し下がったお寺の墓地の前が駐車スペースとなっています。
次回は大宇陀方面の一本桜をご紹介いたします。