トルクレンチは正しく持ちましょう!パート2 | ★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

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本日3回目のブログです。



昨日のブログトルクレンチは正しく持ちましょう でトルクレンチの持つ位置について紹介しました。

そのつづきで、持つ位置によってトルク値が変わることを、今日は紹介します。


トルクレンチの設定を50Nmに設定します。そして、正しい持ち方で測ると・・・

★工具屋てっちゃんのこれでいいのだ!
50.12Nm


この数値になりますが、

トルクレンチを基準点より後ろ、通常より長くなるような持ち方をするとどうなるか?


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基準点より後ろを持って測ります。


普通、長く持つと力がかかるから、トルク値が高くなると考えがちですが・・・


★工具屋てっちゃんのこれでいいのだ!
49.68Nm


弱くなるんです。

精度±4%に入っているので問題は無いのですが、このような数値になります。


では、逆に短く持つとどうなるの?

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基準点より前で、短めに持ちますと・・・


★工具屋てっちゃんのこれでいいのだ!
52.02Nm

なんと、予想通り?トルク値は高くなります。

トルクレンチによって、この数値は変わりますが、どのトルクレンチも長く持てば弱くなり、短く持てばトルク値は、高くなります。


これは、どうしてかというと、テコの原理です。

長ければ弱い力で、短ければ強い力が必要になるからなのです。


持つ位置がちょっと変わるだけで、このようにトルクレンチの数値は変わってしまうんです。

だから、いくらいトルクレンチで締めたからといっても、正しい位置で持って締めていないと、正しいトルク値で締まっていないのです。


トルクレンチは、測定工具です。正しく使って初めてその能力が発揮されます。

正しい使い方で、使ってくださいね!