=============================
下河辺（しもこうべの）行義は、
藤原秀郷の子孫である
下野国（現：栃木県）の大豪族
小山（おやまの）政光の弟で、
下総国下河辺荘の荘官だった。
=============================
小山氏・下河辺氏系図
=============================
下河辺荘は、
かつての渡良瀬川、
その下流に当たる
太日川と旧利根川
（現：江戸川と中川）に
沿って広がる荘園で、
その領域は
現在の
茨城県古河（こが）市・
五霞町（ごかまち）、
千葉県野田市、
埼玉県加須（かぞ）市・
久喜（くき）市・
幸手（さって）市・
杉戸町（すぎとまち）・
春日部市・
松伏町（まつぶしまち）・
吉川（よしかわ）市・
三郷市に
またがる
平坦な低地だった。
ここは、
以仁王の財政基盤である
八条院領に属しており、
行義の子行平は
ここの荘官をしていた。
=============================
下河辺荘
=============================