高畑勲展 | tonyのブログ

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両国で24時間テレビが行われていた8月最後の日曜日、東京国立近代美術館で開催されていた「高畑勲展」へ行ってきました。
 
 

山小屋のセットもありましたよ。ヨーゼフが寝ています。
 
 
 
 
 
音声ガイドは、朝ドラ「なつぞら」で高畑勲さんがモデルとされている坂場一久役の中川大志さんでした。
 
 
 
 
 
会場内での撮影は不可。唯一のフォトスポットは「アルプスの少女ハイジ」アルムの山のジオラマでした。
「アルプスの少女ハイジ」の第一話、ハイジが荷物になるからとたくさん着させられていた服を脱ぎ、ペーターのところに駆けていきペーターと大笑いするシーンが大好きです。その場面の原画などを見ているだけで幸せな気分になります。
 
 
 
TXの駅へ向かう車内でたまたま聞いていたラジオでは、ドラえもんの黒歴史的な話をしていました。
この日のゲストは、「まいちっんぐマチコ先生」のえびはら武司さん。藤子不二雄のアシスタント時代の話をしていて、日本テレビ系列でのドラえもんが半年で打ち切りなったとか。
 
その後、テレビ朝日でのドラえもんが放送されるのですが、高畑さんもドラえもん再アニメ化にほんの少し関わったいたそうなんです。「高畑勲展」にその資料が展示してありました。
 
藤子・F・不二雄さんに、再アニメ化を承諾してもらうだけの企画書を頼まれて書いたのが高畑勲さんだったのです。この企画書を読んだ藤子・F・不二雄さんは即答で了承したそうです。
 
 
 
「太陽の王子 ホルスの大冒険」から、「アルプスの少女ハイジ」「母を訪ねて三千里」などの名作シリーズや「じゃりんこチエ」「火垂るの墓」など庶民の生活を描いた作品。遺作となった「かぐや姫の物語」などの関連資料が沢山展示されていて全て見るのに2時間以上かかったと思います。
 
 
図録を購入。宮崎駿さんの絵コンテもいつでも見れる❗
 
アメデオ柄のてぬぐいも。
 
パンフレット内側と購入した絵ハガキ。
 
パンフレット
 
高畑勲さんは東映動画に入社した頃からかぐや姫の企画を温めていたそうですが、かぐや姫の物語が遺作になってしまいました。
 
絵を描かないアニメ演出家の生涯がつまっていました。