ママからの質問1;任意接種のワクチンも接種しなくてはいけないのですか? | ワクチン広場

ママからの質問1;任意接種のワクチンも接種しなくてはいけないのですか?

日本では、国が強くすすめる予防接種と、接種をするかどうか接種を受ける側が判断して接種を受ける任意接種と予防接種には2種類があります。定期接種は、百日咳、ジフテリア、破傷風を予防するための三種混合ワクチン、重症結核を予防するためのBCG、ポリオ(小児麻痺)を予防するためのポリオ生ワクチン、麻疹と風疹を予防するための麻疹・風疹混合ワクチン、日本脳炎を予防する日本脳炎ワクチン、ジフテリアと破傷風の予防のために三種混合ワクチンに追加して行う2種混合ワクチンがあります。任意のものとしては、おたふく風邪、水痘、A型肝炎、B型肝炎、インフルエンザ、狂犬病、破傷風、があります。今回、公費助成になった肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチン、ヒトパピローマウイルスワクチンも基本的には任意のワクチンなのです。ワクチンがある病気というものは、本来、罹ると大変な病気なのです。もし、ワクチンを接種することで予防できれば、メリットは大きいのです。ヒトからヒトへ感染する病気は、集団が免疫を持つこととで互いの健康をまもることができます。

ワクチンには個人として防御する意味と集団として防御する意味があります。法律的には予防接種をしないことでの罰則はありませんが、接種をおこなうことで、自分もOK,あなたもOKということが社会のなかでできるのですから、任意のワクチンは接種しなくてもよいとは、言えないでしょうね。尤も、定期接種、任意接種とわけているのは、日本だけなのだそうです。