Service national universel (お国の任務) | Bonjour! de Tahiti  タヒチからの便り

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タヒチ、時々、フランス、時々、日本…
タヒチ在住大阪人のぶこが気まぐれに更新、
好きなことを書いています。

 

ここ数日前までは30℃近く気温も上がり、

少しは過ごし易くなってきたかと思っていた

ここ北仏でしたが、

今日はまた、今にも雨が降りそうな曇り空で

気温は21℃と半袖でのTシャツ1枚でうろうろすると

やっぱり寒い…

もうすぐ7月が来るというのに…

なんかうごきづらいし、気も重いなぁ~

と思う今日この頃…

 

来週月曜日から17歳の姪が1か月徴兵に行く。

「徴兵????

しょうもない冗談言うてぇ~!!」

笑ってしまったが、どうも嘘ではなさそうだ。

驚いた。Σ(・□・;)

 

2017年の選挙で

マクロンさんが公約で言うていたので、

また始まるらしいと、

なんとなく知ってはいたが、

まさか、姪が行くとは…

甥二人は行かなかったので、

我が一族には無縁のものやと思っていたが…

 

思わず、姪に「フランスの為にか??」と聞くと

彼女は「うん!」とうなづき、

「マクロンの為にか??」と聞くと、

そこは笑ってごまかされた。((´∀`))ケラケラ

 

 

フランスは1996年から徴兵が廃止となり、

2001年に徴兵が完全に撤廃されましたが、

2019年からまだ、完全に義務ではないが、

自主徴兵として始まっております。

因みに、ダヴィ殿は徴兵に行った世代。

マクロンさんは免れた世代らしい。

 

 

徴兵と聞くと、

マシンガン持って地面をはいつくばって、

理不尽に上司に殴られて、

過酷な戦闘訓練で、身も心もボロボロになり、

「フルメタルジャケット」の映画の世界とか、

怖いことばかり想像してしまう

昭和生まれの戦争を知らない日本人。

 

 

 

よくよく聞いてみると、

今回、姪が参加するのは

徴兵というのではなく、

Service national universelと言って、

ウキでは国民普遍の奉仕活動ってのってた。

15歳から17歳の男女を対象にした自主奉仕活動で、

軽い軍事訓練のようなものも行いつつ、
ボランティアや慈善団体への奉仕活動を行う。
 

実際に軍施設での生活を体験することによって、

若い子たちに国防への意識を高め、

社会に目を向け、社会に参加し、

フランス国民としての結束するというのが

趣旨であるらしい。

 
 

とにかく、彼女にとっては、

こんなに長く親と離れて暮らすというのは初めてなので、

身体も心も元気で帰って来てほしいと願う。