「神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展」を観た! | とんとん・にっき

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「神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世
の驚異の世界展」チラシ

「神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展」を観てきました。東急本店の前を通りかかったら、まだ垂れ幕がかかっていました。まだやってるんだと驚き、まだブログに書いてなかったと思い、大慌てで書いています。観に行ったのは、1月11日のことでした。

アルチンボルトを初めて観たのは、Bunkamuraザ・ミュージアムでした。あれはいつだったか? それから何度かBunkamuraで、アルチンボルト関連の展覧会がありました。いずれも「だまし絵」として捉えたものでした。
Bunkamuraザ・ミュージアムで「奇想の王国 だまし絵展」を観た!
Bunkamuraザ・ミュージアムで「だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵」を観た!

展覧会の構成は、以下の通りです。

プロローグ ルドルフ2世とプラハ
第1章 拡大される世界
第2章 収集される世界
第3章 変容する世界
エピローグ 驚異の部屋


フィリップ・ハース「春」「夏」「秋」「冬」2010年
(模型、アルチンボルトに基づく)、写真撮影可能

プロローグ ルドルフ2世とプラハ
ハンス・フォン・アーヘン作のコピー
「ハプスブルグ家、神聖ローマ帝国皇帝
ルドルフ2世の肖像」1600年頃
スコークロステル城(スウェーデン)

第1章 拡大される世界
作者不詳「バベルの塔」
コルトレイク美術館(ベルギー)
1575-1599年頃、コルトレイク市美術館(ベルギー)

作者不詳
「デンマークの天文学者ティコ・ブラーエの肖像」
1596年、スコークロステル城(スウェーデン)

第2章 収集される世界
ルーラント・サーフェリー「動物に音楽を奏でるオルフェウス」
1625年、プラハ国立美術館(チェコ共和国)

ルーラント・サーフェリー「2頭の馬と馬丁たち」
1628年、コルトレイク市美術館(ベルギー)

ヤン・ブリューゲル(父)
「陶製の花瓶に生けられた小さな花束」
1607年頃、ウィーン美術史美術館(オーストラリア)


ヨーリス・フーフナーヘル
「人生の短さの寓意(花と昆虫のいる二連画)」
1591年、リール美術館(フランス)

第3章 変容する世界
ジュゼッペ・アルチンボルト
「ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像」
1591年、スコークロステル城(スウェーデン)


ジュゼッペ・アルチンボルトの追随者
「秋の寓意」17世紀、個人蔵(フランス)

ハンス・フォン・アーヘン「パリスの審判」
1588年、シャルトリューズ美術館、ドゥエ(フランス)

バルトロメウス・スプランガー「ヘラクレスとオムパレ」
1595年、プラハ城美術コレクション(チェコ共和国)

ディルクト・ド・クワード・ファン・ラーフェスティン
「ルドルフ2世の治世の寓意」1603年、
プレモントレ修道会ストラホフ修道院
プラハ(チェコ共和国

エピローグ 驚異の部屋
フェッランテ・インペラート『博物宝典』より
「フェッランテ・インペラートの陳列室」
1599年、町田市立国際版画美術館

ヴォルフ・P・イエーニヒ(ドッペルマイヤー製の復刻)
「天球儀」18世紀、千葉市立郷土博物館

フィリップ・ハース「春」、「夏」2010年
(模型、アルチンボルトに基づく)

フィリップ・ハース「秋」、「冬」2010年
(模型、アルチンボルトに基づく)

「Bunkamurazaザ・ミュージアム」ホームページ

図録
編集:Bunkamuraザ・ミュージアム
発行日:2017年11月3日
発行:Bunkamuraザ・ミュージアム


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