東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館で「FACE展2016」を観てきました。「FACE展」は「Frontiar Artists Contest Exhibition」の略で、親しみやすい名称として「FACE」としたようです。
今回の参加は、正式には東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館にで開催される「FACE展2016-損保ジャパン美術賞展」内覧会および表彰式の特別ご招待、というもので、いわゆるブロガー対象のご招待です。
日時:2016年2月16日(金)
受付 15:45~
内覧会 16:00~18:30
表彰式会 16:45~17:15
内覧会終了 18:30
会場:東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館
(東京都新宿区西新宿1-26-1損保ジャパン本社ビル42階)
http://www.sjnk-museum.org/info
参加費:無料
展覧会の概要:
http://www.sjnk-museum.org/program/3559.html
展示場風景
グランプリ
遠藤美香「水仙」2015年、木版画
いや~、もう、よくぞここまで丹念に描いたものだ、と思ったら、なんと木版画でした。それにしても凄い。派手さはないが、雑草と人の洋服が同化しちゃってます。水仙のことを欧米ではナルシスというらしいが、審査評を見ると、あの美少年ナルキッソスの死んだあとに咲いた水仙が描かれているのだ、という。
優秀賞
唐仁原希「それでも僕は」2014年、油彩、キャンバス
優秀賞
三鑰彩音「曖昧」2015年、岩絵具、箔、麻紙
優秀賞
松田麗香「そこにある それもまた84」2015年、顔料、雲肌麻紙
読売新聞社賞
中原未央「Life-2015」2015年、ミクストメディア
審査員特別賞
秋山淳「降り積もるもの」2015年、日本画、麻紙
審査員特別賞
小川直樹「彷徨」2015年、油彩、キャンバス
審査員特別賞
小穴琴恵「無題(風景)」油彩、キャンバス
審査員特別賞
井澤由花子「スプーンの中の夢」水彩、紙
その他、作品の一部
注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
「FACE展2016-損保ジャパン美術賞展」
損保ジャパン日本興亜美術財団の公益財団法人への移行を機に創設された本展は、財団設立以来35年に及ぶ作家支援活動の理念を継承した、公募コンクール形式の第4回目の展覧会です。「年齢・所属を問わず、真に力がある作品」を公募したところ、全国各地の幅広い年齢層の857名の新進作家たちからご応募を頂きました。思いが込められた応募作品の作品本位の審査は長時間を要しました。六次「入選審査」と「賞審査」を経て、国際的に通用する可能性を秘めた、入選作品71点(内受賞作品9点)を決定いたしました。不確かな社会情勢の中、創作活動には困難を伴いますが、昨年同様に今回の応募作品には、時代の感覚を捉えた、きらりと輝くものが数多くありました。油彩、アクリル、水彩、岩絵具、版画、ミクストメディアなど技法やモチーフは多岐にわたりますが、見る者の心に潤いと感動をもたらしてくれることは共通しています。会期中、観覧者投票による「オーディエンス賞」の選出を行います。魂を揺さぶる「私が選ぶ1点」を探しながら、楽しみながらご観覧ください。
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