漆も箔もない、木の器。 | pacoの日記

pacoの日記

小さな港町
からの
ひとりごと






今日、疲れ果ててぼんやりしていて

人とぶつかってしまいーー


「どこ見て歩いてんねん‼︎」

オバちゃんに怒鳴られて

ビクッ!となった

情けない…pacoです。。汗



ちゃんと、謝ったけれど

怒鳴られたん何10年ぶりかで

少し焦って…心臓がバクバク。。






情けない気分といえば最近、

今日よりもっと情けない気分な出来事が。




隠者のように人付き合いの無い私がー

頑張って頑張って人とも接しなきゃと思い、

誘われた会に参加した。



本当は行きたくない‼︎という気持ち満載だったけど、

何度も断るのもアレなんで行った。

私もたまには人と接する練習しなきゃー、と。



結果は、やっぱり行かなきゃ良かった、だった。



帰り道、

自分は本当に人にとって何のメリットもない人間なんやなーと

再確認?させられたような…。

めちゃネガティブな気分になった。



ていうか、

人との付き合いって「メリット」ある「魅力的」じゃないと

アカンの⁉️

何で、大人になるとこうも

メリットなきゃダメ⁈みたいになるんだろう。。。



誘ってくれたのは「ザ ・顔の広い」知人で

誰とも表面的に上手くやれて

「繋がり」を大切にするタイプだ。


そんな人を私は否定はしないけれど、

やっぱり…

私自身は隠れてアングラな方が、

性に合っている。



一応、お誘いだからと

お花と手土産を持参した。


だけど、お花は「〇〇みたいね〜」と少し馬鹿にされた。

手土産も気に入って貰えるほど、高価なレベルでは無かった。



きっと、イメージで言うと

皆はGODIVAのチョコを持って行ってるのに

私はブラックサンダーを持っていってしまった!?

そんな感じだろぅか。。



それでも花と手土産で3000円少しした。

3000円は、安すぎだったのだろうな…。

でも今の私には、

まぁ、本当はかけるべきでない不必要な出費だった。





また、

知らない人達が紹介し合う時がー

キツかった。


「〇〇さんの旦那さんは弁護士でらっしゃるのー」

とか

「私は会社を早期退職して、今は株と投資でやっていけてますー。因みに会社は〇〇(超有名企業)に勤めてました。」

なんて、私と同い年の女性が。



どこに住んでる?には

「ペントハウスでエレベーターに時間がかかってしゃあない」とか…。


ーー


私は自分のこと、よう話せんかった。。



知人が私の事を紹介するときは

私自身については何も話さなくて

私の知り合いが店をやっているから

そこに飲みに行ってあげてねーと

そんな紹介を、、された汗


そうよね…

私には紹介すべき「箔」が、

何も無いからなんだろぅーー。

なんだか、悲しい気分になった。



私にはパートナーも居てないし、

リッチで儲かってもないし、

自慢出来るような華やかな仕事もしてないし。。


そう、

正直で嘘つかないだけが取り柄の

金も無いギリギリの子持ちの独りモンよ!!

ーー内心、ハッキリ言ってやろうか…とも思った。


けど、場が凍るのが想像出来たので…

口を閉じていた。




そろそろ帰ろか…と思っていた所に

「もう帰っていいよ」

「まだ居るの?」みたいな

急かされるようなしぐさをされた。


何だかとても嫌な気分になったので、



「それじゃあ、失礼します。

今日はありがとうございました。」



そう言いながらおじぎをして

顔を上げるとー

もう主催者は私のことなんか無視して

別の人と会話をしていた。。。




一応、それなりにキチンとした格好をしていた自分が

すんごく嫌な気分になった。



こんなんやったら、

ジーパンにヘビメタTシャツ着て、

ほんでー汚い軍物のカーキの

お気に入りのモッズコートを着て行けば良かった。。。

私の大好きな着心地の良い汚い服が、

とても恋しかった。


50代なりの年齢に見合わせて

それなりに小綺麗な服着てったのに…

身も心も、ズタボロになった。



行った私が、馬鹿だった。




私は、

うるしぬりもしていない

金箔もついていない

ただの古い木の茶碗、だった。



誰にとっても、

その場所には不必要な存在…

だったんだろう。。




付喪神の気持ちが…よく解った。




私も付喪神みたいに、

彼らに仕返しに行ってやろうか…⁈




そんな風に 少し…

思った