はなむけの言葉を思い起こす | 日々着物専門店「呉服の佐々木」若女将記♪

日々着物専門店「呉服の佐々木」若女将記♪

職人さんが丁寧に作る「モノづくり」を代々大切に考えて参りました。心がはっとするような「和のもの」や「きもの」。
まだまだ修行中♪の若女将がご紹介します。

季節の移ろう時。

朝晩の冷たい風に、早々と秋の気配を見るのですが、

 

九州の豪雨に、気候変動の不安を感じます。

心からのお見舞いを申し上げます。

 

 

 

季節が移ろうころ、

お手入れでお預かりしていた着物を

どっさりと納めさせて頂いたり、また

預ってきたり。

 

先日は、大変お世話になっていますお客様から着物や帯など、

数えて見れば、70枚ほどお預かりさせて頂きました。

いつもお任せいただき、ありがたく、

 

地道な作業が続きますが、

一つ一つ、丁寧にさせて頂きます。

 

 

インスタを見させて頂いていると

華やかだったり、風流だったりするお写真にうっとりしたり、

羨ましく感じたりするのですが、

 

そんな折、ふと想いだすことがあります。

 

 

 

 

独身のころ、結婚のため、地元に戻ることになり、

働いていたところを退職することになったとき。

 

心理職で勤めていたセンターの顧問だった

笑顔の素敵な精神科医の先生。

 

これは、どの業界に行っても同じだから、

心にとめておくと良い。

 

まだ、20代後半の若かった私に、

はなむけの言葉として贈るよ。とお話し下さったこと。

 

忘れていませんよ。先生(笑)

 

 

「有名な先生で、本もたくさん書いているし、先生の言っていることで、間違いないと思っちゃうよね。

でも違うんだよ。

そういう先生は、有名だけど、そちらに一生懸命になっていて、臨床はあまりしていないということなんだよ。

 

患者さんのサポートをするとき、有名な医師が言っているからと、言葉を鵜呑みにしてはいけないよ。

情報収集を怠らないで。自分の眼と考えだよ」

 

 

確かそんなことを言われたな・・・と。

それは、実際に私が苦い経験をして、それをご存知で、私にくれた言葉でした。

 

周りにいた上司や先輩がたも、「そうそう。うむうむ」とうなずいていたなア・・・。と。

お酒を飲みながら(笑)

 

 

 

表に出ようとしない当店は、一見すると分かりづらいのですが。

 

 

そのはなむけの言葉を思い起こしては、

当店は

表に出ることより、臨床を一生懸命するお店。

お顔を思い出しながら、

少しでも喜んでいただけるようにと。

 

雑誌や有名な作家さんなどの名前にも振り回されず、自分の眼で見るというのが

店主の考えで。

 

 

分かりづらいけれど間違っていない。けれど、分かりづらい。から、

 

少しでも伝わりますように。

そんなことを思ったりしているところです。

 

 

 

 

日々着物専門店呉服の佐々木