蝉のいる 夏 


緑深い 森の中の 御社殿


照返しの石畳 時には 武蔵野の逃げ水あり


日々 正座 正座・・・


特に 白衣 袴の 夏は


暑さとの 我慢 比べ でした


そんな 日々も 楽しい 衣替え(変身?)


普段では 想像しえぬ スタイルを 体験します


上から 下まで 真っ白な 作業着 姿に サンダル履き!!


そうです それは ・・・待ちに待った 社殿清掃 の日


巫女たちは 思い思いに 髪を 結いあげ


襟もとに キッリと てぬぐいをかけ 


軽快な 足取りで 作業に向かいます!


回廊や 石畳はもとより 


御社殿の 奥 


更には 社殿の入り口である 楼門の上に上がり


ちょっと スリルのある 掃除でした


もちろん 神職や 修行中の 学生さんも


終日 共に 汗を流して います


かなり年配の神職も 頭に 手ぬぐいを巻き


皆と同じ 姿で 奮闘します


このとき味わえる 楽しみの中に


たあいのない 会話があります


  もうひとりの自分との出会い!


  大きな壁を磨きながら・・・自らの心を磨きながら・・・


ふだん 格式の中に 見え隠れする内面に 触れることで 


 神様への 思いを 感じる瞬間


それを 見つけることが 出来るのです。


そして おしまいの 1杯の 麦茶の 美味しいこと


充実 した 夏の 想い出です。