私が映画を見る際の指針にしていた雑誌SIGHTが映画特集で記事に乗せた「DVDで観たい映画ベスト50」。
これはアメリカのテレビガイド雑誌が選定したものらしい。
基本的にアメリカ映画ばかり50本を選んでいる。
いわゆる有名作、人気作、大作が多い。カルト作品は皆無といってよく、ほとんどが古典的名作。
ほとんど観た。
50位 フランケンシュタインの花嫁
観た。花嫁が出てくるのが最後の最後というのが驚いた。そんですぐに退場しちゃう。むしろ、その前のキメラ動物がすごいね。
49位 ダーティハリー
観た。刑事モノの最高傑作のひとつ。名台詞が多い。この映画の白眉は野球場からグワーっと遠ざかるショットだよね。
48位 静かなる男
観た。ジョン・フォード節炸裂。
47位 キャバレー
観た。ジュディ・ガーランドの娘のライザ・ミネリが歌って踊る。そのエネルギー量がすごい。
46位 明日に向って撃て!
次の共演作『スティング』の方が好きだけど、世間的にはこっちが評価高いのか。最後のストップモーションが最高なのは言うまでもない。
45位 トップ・ハット
観てない。DVD買う以外に観る方法がなさそう。レンタルも配信もなし。ニコ動にあるとも思えないし。あんまり興味なかったけど、フェリーニの『ジンジャーとフレッド』を観た後ではちょっと観たくなってきた。
44位 ベイブ
観た。いいですよね。CGばっかじゃなくてロボット使ってるのが愛らしい。
43位 レイダーク 失われたアーク
観た。映画史に燦然と残るオープニング。
42位 モダン・タイムス
観た。これがチャップリン最高作とは思わないが、評価は高い。その批評性でしょうね。
41位 サタデー・ナイト・フィーバー
観た。観る前のイメージはお気楽能天気青春ダンス映画だったが、観た後はガラリと印象が変わる。だって、めっちゃ雰囲気暗いしダンスシーンだけは明るいけどそれ以外は暗澹たるシーンなのだ。最後に友達が実質的な自殺しちゃうしね。
40位 波止場
観た。これも当時のハリウッドの状態を知らずに観ても作品の評価が理解できないだろう。簡単に言えば、仲間を売ったということで大バッシングを受けたエリア・カザンの必死の抵抗である。
39位 ローラ殺人事件
観た。これは大学生の頃にDVDで観て驚いた記憶が鮮明に残ってる。
38位 JAWS/ジョーズ
観た。映画史を変えた1本。その後のモンスター映画との決定的な違いは、重厚な人間ドラマの有無である。
37位 アメリカン・グラフィティ
観た。そんな面白い記憶はないな。これは50年代アメリカ文化への知識が必要。
36位 卒業
観た。元祖・童貞映画。ダスティン・ホフマンの役は今見れば完全にストーカーなのに、公開当時は情熱的恋愛と言われてたってマジ?
35位 アフリカの女王
観た。まあ、今見て面白い類の映画ではない。キャサリン・ヘプバーンの演技は気が利いているけどね。
34位 アポロ13
観た。映画は面白いけど、この宇宙に行った連中は大したことできてないんですよね。宇宙探索できてないもんね。ま、過大評価だとは思います。
33位 シンドラーのリスト
観た。スピルバーグのブレークスルー。まあ、重いけど面白いね。
32位 博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
観た。批評性・風刺性を評価されてのこの順位なのだろうが、キューブリックのベストはこれじゃないだろう。
31位 理由なき反抗
観た。主人公3人は最後に悲劇を迎えるけど、演じた役者3人も悲劇を辿るのが悲しい。
30位 パームビーチ・ストーリー
観た。別題『結婚五年目』。今観て面白い映画ではない。私は不快だった。金持ちの気まぐれで、小市民が右往左往する話。
29位 ライオン・キング
観た。子供の頃にテレビだかビデオで観たけどあんまり記憶ないかな。浜松町の劇団四季で観た記憶の方が強い。ようは「ハムレット」。
28位 風と共に去りぬ
観た。ストーリー云々ではなく、ヴィヴィアン・リー演じるスカーレットという強烈なキャラが凄すぎる。善も悪もすべてを含んで飲み込んで「私はこうやって生きていく!」というとんでもない女。絶対にかかわりあいたくないww
27位 スター・ウォーズ/帝国の逆襲
観た。私はSWシリーズに何の熱意もないし、映画としても別に感動することはなかった。
26位 エクソシスト
観た。真の傑作とはコレを指す。その後あまたのホラー映画の礎になっているが、それら模倣作との決定的な違いは、『ジョーズ』と同じく、重厚な人間ドラマの有無である。
25位 欲望という名の電車
観た。あんま面白くなかったかな。ヴィヴィアン・リーは終始鬱陶しいwwなんでレイプしたのかは理解できないね。
24位 深夜の告白
観た。面白い。ビリー・ワイルダーって相変わらず評価高いね。
23位 イヴの総て
観た。女の成り上がりストーリー。『ショーガール』の原型か?ww
22位 ニノチカ
観た。真の傑作。これは本当にすべてのセリフが気が利いてて面白い。会話劇を作るならこの映画を見習え。人が何かを喋る時は意味を持たせろ。
21位 アニー・ホール
観た。ウディ・アレンはそんなに好きではない。つーか、嫌い気味である。過大評価だろう。
20位 レイジング・ブル
DVDで1回しか観てないけど、もう1回観てみたいな。
19位 我輩はカモである
観た。これは面白かったなー。全編ボケまくりで、非常に良くできてる。90年近く前の作品だがいまだに爆笑できます。
18位 捜索者
観た。この映画もぶっちゃけ過大評価だと思うが、その理由は従来のジョン・ウェインのヒーロー映画ではなく、嫌われ者を演じているからだろう。あの最後のシーンは好き。つーか、映画が長すぎるんだよな。
17位 お熱いのがお好き
観た。女装してる男に誰も気づかないという世界線のお話。「完璧な人間はいない」というオチは気が利いてます。
16位 サンセット大通り
観た。これまた傑作。いきなり死体のナレーションで始まる、という発明。グロリア・スワンソンの虚実一体の演技。そして最後の恐ろしいカット。これが完璧な映画だろう。
15位 フィラデルフィア物語
観た。くだらない三文芝居。大嫌い。富豪の男女の下らない色恋の話。明らかに過大評価。
14位 赤ちゃん教育
観た。これも過大評価だろ?つーか、英語が理解できないとダメなのかな。
13位 ピノキオ
観た。個人的な話ですけど、実家で録画したビデオは『ピノキオ』→『ターミネーター2』の順で録画されてたので、もうね、100回くらい観てます。
12位 素晴らしき哉、人生!
観た。まあまあ面白い。
11位 めまい
観た。ぶっちゃけ失敗した映画だと思うけど、その歪さ、変さが「逆に良い」と評価されたんだろうね。
10位 俺たちに明日はない
観た。非常に刺激的な作品。あの、チビ男の怪演がよい。
9位 チャイナタウン
観た。こんなに評価高いのが不思議。あのクソ親父の憎たらしさったらないけどね。
8位 サイコ
観た。これも真のガチ傑作。一番怖いのは冒頭の白バイ隊員です。
7位 ゴッドファーザー
観た。傑作に決まってんだろww私は『PARTⅡ』よりこっち派です。
6位 雨に唄えば
観た。序盤のソロダンスシーンがスゴイ。
5位 アラバマ物語
観た。これもアメリカ人じゃないと作品の本質は理解できない系でしょ?
4位 オズの魔法使
観た。カプセルホテルでスマホ画面で観た。面白かった。例のモノクロからカラーになるシーンはマジ感動。
3位 市民ケーン
観た。私がDVDで観たときは、めっちゃ画質が荒いし、字幕も手書き文字で見づらくてストレスフルだった。なので、あんまり印象良くない。
2位 カサブランカ
観た。これもピンとこなかったなー。
1位 ゴッドファーザーPARTⅡ
観た。そりゃ観たよ。
結局、観てないのは『トップ・ハット』だけだった。