これまた子供映画。

子供が主役の映画という意味ね。

これはもう、ロリコン歓喜の映画だと思います。

なんせ主演は5歳の女の子ですから。

 

ネットでちょっと検索すると、独裁政権時代のスペインを暗喩によって表現しているとのこと。公然と政府批判はできないので、そういう意味を潜らせていたようです。

それに、『パンズ・ラビリンス』との類似性も指摘されてますが、たしかにモチーフはね。でも、そこまで期待しない方が良いです。『パンズ』ほど幻想的、夢幻的ではないです。

 

で、この映画を簡単に言うならば、とある養蜂家の家族。夫婦と双子の姉妹。

村で映画の上映会があり、モンスター映画の古典といっても、舞台が1940年代スペインらしいので、そこまで古い映画でもないですが『フランケンシュタイン』が上映されます。

 

で、主人公の双子の妹は、フランケンシュタインの怪物が現実にもいないかなーと想像します。

 

で、あるとき、走る列車から飛び降りる男が。こいつが何をしたか知りませんが、犯罪者か左翼運動家とかそんなところでしょう。

妹がとある秘密基地的な空き家に行くと、その男と会います。男は飛び降りたときにケガして弱っていました。

妹は食べ物とか上着を与えます。このへんは『フランケンシュタイン』における少女と怪物のふれあいがモチーフでしょう。

しかし、男はとある晩に警察に見つかり射殺。

妹がいつものように空き家に行くとそこには血痕だけ。そこを父親に見つかる。

妹は逃げだす。いや、捕まえろよ。大人の足なら追いつくだろ!www

 

そんで、逃げた妹は森の中で夜を過ごすことに。で、そこに本物の怪物が登場!

怪物に触れられて少女は気絶。

 

そんな話です。

映画序盤で学校の授業で、人体模型のショボイ版みたいな人形を使って、人の体の授業をやってます。

その人形に心臓とか、肺とか胃をくっつけるんですが、これはモロにフランケンシュタインの怪物のイメージですよね。

 

スペインってきくと、フラメンコとか闘牛とか、バレンシアオレンジとか、陽気な太陽みたいな感じですけど、この映画内では常に曇天で寒そう。

 

ちなみに、ニコ動で観ました。7本くらいに分割されてて画質は不満でしたが。