80年代の青春映画として有名なのでDVD借りて観ました。
なんか、当時人気だったアイドル女優がおっぱい丸出しになったことで有名らしいですが、そのアイドル女優はサブ役ですね。
まあ、80年代っぽいつーか、頭カラッポつーか。まあこれぞ由緒正しい青春映画なのでしょう。
いかに高校生というものが、社会的責任を負っていないか、いかに無責任であるかということを浮き彫りにしてます。
当時のポップスがふんだんに使われてます。明らかに『アメリカン・グラフィティ』へのオマージュでしょう。
まあ、『アメリカン・グラフィティ』は70年代公開ですが、描かれた時代は50年代でしたけども。
劇中では初体験、妊娠、中絶が起きますが、全然深刻さがないです。
この辺は村上龍の『テニスボーイの憂鬱』的な快楽主義に徹した感じでしょうか。
この監督は後に『クルーレス』も撮った人らしいですね。
まあ、あの映画も学校におけるヒエラルキーを描き、その逆転、無意味さみたいなことを描いてましたな。
まあ、観なくてもいいような映画ですね。ある種、風俗研究資料としての映画ですかね、80年代カルチャーの。
あと、女のことウマく付き合うためのポイントで「セクスするときはツェッペリンの『Ⅳ』をかけろ」と言われたのに、カーステレオで『フィジカル・グラフィティ』の「カシミール」をかけるのは、高度なギャグですね。ロック好きじゃねーと分かんねえよw
ツェッペリンとか、カシミールが一般市民に浸透してると思ったら大間違いですよ。