ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム | トナカイの独り言
2014年02月18日(火)

ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム

テーマ:まじめな話
 オリンピックを観戦していると、たくさんの感動的な場面に出会う。そして、人間性の奥に誰もが美しく素晴らしいものを持っていると確信できる。しかしながら、そうした素晴らしいものを内在する人間の社会から、戦争や争いが消えたことはない。
 わたしの親しい友人で、ヒューマニストの権化のような大学教授ですら、近頃はどうも人間性への信頼を失いかけているようだ。

 ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムを初めて知ったのはもう四十代になった頃である。確か 『新しい歴史教科書をつくる会』 の活動と書籍によってその名前と内容を知った記憶がある。
 知ればしるほど驚愕し、恐ろしいと感じる内容だった。
 そして、自分自身が見事にその洗脳に掛かっているとも信じられた。
 今になって振り返ると、わたしが学校教育に疑問を感じた根っこにこそウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムがあったのである。

 ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムは日本人から日本人性を奪うためのプログラムである。極端な言い方をすると、日本人を骨抜きにし、二度と白人に楯突くことのできない人種にするためのプログラムだと云ってもいい。
 その具体的内容を知ったとき、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムを歴史教科書で教えない日本の義務教育というものに、心底腹が立った記憶がある。
 わたしのような戦後生まれの日本人は、全員が最初から色眼鏡を掛けた教育を受けていたのである。
 そう感じたわたしは、いろいろな本でウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムを知ろうとした。なかでも大きな刺激を受けたのが、高橋史朗さんの著書である。
 『歴史の喪失』 や 『検証 戦後教育』 は、今でもわたしの書棚にある。

 そんな高橋史朗さんが、最近新しい書籍を出版された。
 
 日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと/致知出版社

¥1,890 Amazon.co.jp

 『日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと』
 以前からの流れを踏まえたものだが、その内容は日本の教育についていっそう深く踏み込んでいる。
 教育勅語から教育基本法に至るまでの経緯で、わたしたちが知るべきでありながら隠されてきた事実を知らせてくれる。

 また今まさに国際問題となっている従軍慰安婦の問題も、異なった姿を見せてくれる。
 少しだけ書いておくと、この問題は 「朝日新聞が中心となった日本側の工作から生まれている可能性が高い」 という立場のものだ。吉田清治氏による朝日新聞上の連載記事によって問題視され、戸塚悦郎氏によるロビー活動などで燃え上がったとしている。

 日本人のこれからの教育にとってもっとも大切な問題は 『ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム』 を解くことだと、わたしには信じられてならない。
 加えて、戦勝国であるアメリカが悪いのではなく、彼らはとうぜんのことをしたまでという理解も、個人として持っている。それに惑わされ、自らを失ったのは日本人たちだとも理解している。
 
 この本の最後を、高橋史朗氏はこんな言葉で結んでいる。

「戦後の日本人は占領政策によってはめ込まれた 『義眼』 によって 『日本の心』 を喪失し、日本の文化、歴史、伝統に対する自信を失ってしまいました。『日本を取り戻す』 ためには、この 『義眼からの脱却』 こそが求められているのです。しかし、アメリカに責任を転嫁して反米を唱えるのは愚かなことです。明治以来失った 『日本の心』 と日本人の精神的伝統を私たち一人ひとりが取り戻す、日本人の主体性の回復こそが今まさに求められているのではないでしょうか」

 アメリカに暮らす日系人に接することで、日本人魂に触れることのできたわたしは、この言葉に心から同意できる。
 ぜひ読んで頂きたい一冊だ。

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