第8回日本海マスターズ | トナカイの独り言
2012年10月29日(月)

第8回日本海マスターズ

テーマ:水泳の話
ポジティブ?ネガティブ? ブログネタ:ポジティブ?ネガティブ? 参加中

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 第8回日本海マスターズ水泳大会富山に参加してきました。
 第2回から参加しているため、もう7年連続でこの大海に出場していることになります。
 水泳を再開してから、「もうそんなになるのか」 という感慨すら覚えました。

 昨年あたりから今年にかけて、泳げば泳ぐほど記録を落とす自分がいました。それが、ようやく記録的な底を打つことができたようです。ほんの少しですが、復活の兆しが見えました。もちろん、それは嬉しいことです。しかし、今回はそれ以上の収穫として 「泳ぐことが嬉しい」 と素直に感じられました。

 水泳の練習は単調で苦しいものです。
 わたしが通っているスイミングスクールの待合室のポスターに、こんな文章が載っています。

 逆転するのは、きつくて、
 きつくて、きつくて、きつくて、きつくて、きつくて、
 すごく気持ちいい。

 これを読むたびに 「ほんとうに水泳って、そうだなあ」、と思います。
 だから、よく 「なんでこんなことを続けているのかなあ」 と自問自答することもあります。
 いっそ、スキーを止めてから、打ち込んだ方がよいのでは…などと思ったこともあります。
 正直に書くなら、ネガティブとポジティブの間を揺れ動く自分が、常に存在しているのです。

 少し前になりますが、ポジティブとかネガティブとか、スポーツ関係者の間でさんざん議論された時代がありました。最初はネガティブ思考はいけないという話から始まり、そうでもないという話が出てきたり、少し脱線してペップトークの話に変わったり、紆余曲折してきたようにも思います。

 わたしの家内は、ここ数ヶ月水泳については絶好調で、泳ぐたびに生涯ベストを更新しています。ところが、よく聴いてみると、ネガティブな発言がとても多いです。
 いっぽう、わたしの周りにいる超人とも云える人たちには、もの静かな人もいらっしゃいますが、総じてたいへん明るく、ポジティブと云える生き方をしている人が多いようです。

 その理由は、彼らが、一往に恵まれているからなのでしょうか?
 スーパーマンとも云える彼らですが、よく尋ねて見ると、誰もが仕事の悩みや健康の悩み、人生の悩みを抱えていらっしゃるとわかります。だから、恵まれているからポジティブな訳ではないのです。彼らは、ただ、それらの悩みに潰されることなく、それを押し返すだけのエネルギーを持った方たちのようではあります。


 昨日の日本海マスターズで、70才代の岩本光司さんが世界新記録を達成されました。
 岩本さんは、あの東京オリンピックのポスターの中で、バタフライを泳がれている方です。わたしが受ける印象は、物静かな人格者と云ったところでしょうか。
 昨日も試合前、岩本さんは長い時間プールに向き合って、静かに座っていらっしゃいました。

 そんな彼が泳ぎ終わり、掲示板を振り返り、世界記録を確認し、片腕を挙げたとき、全身から喜びが伝わってきました。プールから上がり、世界記録の表彰を受ける時、彼の表情から静かな達成感が伝わってきました。
 その時、「ポジティブって喜びの感情なんだ」 と思いました。

 あの達成感と喜びは、彼の限りない、それこそ60年を超える厳しい努力の上に成り立っています。だからこそ、周りの人に、深く貴重なものだと、納得させる何かを持っています。

 わたしは記録が落ち続けるのを、とても気にしていました。
 いつか、また自己新を出したいと願い続けてもきました。そうできればもちろん嬉しいですが、そうならなくても努力を続けたい。
 昨日の大会のどこかで、それを意識したのです。

 ポジティブもネガティブも、同じ感情の振り子の上にあります。
 もしかしたら、片方に大きく振れるほど、反対にも大きく振れるのかもしれません。

 でも、振れない振り子は動かないように、生きると云うのはポジティブとネガティブの間を動き続けることなのでしょう。そして、両者があるからこそ、どちらも存在できるのでしょう。
 時にポジティブに、時にネガティブに、どちらも受け入れ、これからもわたしは歩んでいこうと思えるようになりました。

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