台湾マスターズ | トナカイの独り言
2011年11月10日(木)

台湾マスターズ

テーマ:感動
 台湾へ行ってきました。
 旅行にはいくつかの目的があったのですが、まず台湾のマスターズ大会に出場すること。次に最近入籍したばかりなので、小旅行も兼ねたいと思ったこと。そして昨年出逢って親友となったダニエルさんと奥さまのキャットさんが強く望んでくれ、彼らの国を観たいと願ったからです。

 ダニエルさんは台湾を代表するスキーヤーで、スキーをカナダで学んでいます。カナダ在住中はウィッスラーがホームゲレンデで、そこでインストラクター資格まで取得されています。わたしも一時、ウィッスラーに住んでいたことがあるので、そのあたりも二人を近づける原因となったのかもしれません。

 初めての東南アジア。しかも台湾ということで、興味津々というところでした。
 台湾の元主席に李登輝という方がいらっしゃいます。彼の著書に 『武士道解題』 というものがあり、それはわたしの大好きな本の一冊です。確か李登輝は中国の歴史上、はじめて民主的な手続きを経て主席になられた方です。日本で教育を受けられ、日本の素晴らしさを、外国人だからこそ分かる視点から教えてくれます。読まれていない方は、ぜひ手に取ってみて下さい。文庫本も出ているはずです。
 
 「武士道」解題―ノーブレス・オブリージュとは/李 登輝

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 台湾の大会は、自分の視点から見るとまったくふるいませんでした。
 特に自由形は久々に屈辱的なタイムに終わりました。
 しかし参加二種目のどちらも台湾記録を達成することはできました。
 特に自由形は17年ぶりの新記録だったそうで、たくさんのスイマーのみなさんが祝福してくださいました。なかには遠くの席から、わざわざ訪ねてくださる方もいて、暖かい人間性にさまざまな感動をいただく旅となりました。

 思わず涙が出そうになったことが、二度ほどありました。
 最初は自由形の招集所でのことです。
 中国語のわからないわたしに向かって、招集係の方が、いろいろ話しかけてきました。英語で 「言葉が分からない」 と言うと、日本語で 「日本人?」 と尋ねられました。
 「はい、そうです」 と答えると、突然まわり中から拍手がわいたのです。拍手はしばらく続き、そんな中わたしの前の列に座る一人が立ち上がると、「良く来たね、遠くから」 と日本語で話しかけてくれました。
 みんなの拍手から、ほんとうに歓迎してくれている気持ちが感じられ、思わず涙が流れそうになりました。

$トナカイの独り言-プール

 もう一つの出来事は、自由形のレースが終わった時のことです。
 「日本の角皆選手が17年ぶりに台湾記録を更新しました」 というアナウンスが入ったそうです。
 これは何となく、まわりの雰囲気からわかりました。するとふたたび拍手がわき、一緒にレースをした数人が集まってくれました。そして、そのなかの一人がわたしの肩を抱き、「日本人が記録を更新してくれてほんとうに嬉しい」 と言ったのです。
 彼の顔を見つめると、ほんとうにそう感じていることが伝わってきました。

 この時、わたしは人生で初めて、「個を超えた民族間の友情」 というものを実感しました。
 その大きさに、少し気が遠くなるほどのものを感じたことも事実です。
 歴史というものが、何かを引き継いでいるとしたなら、まさに 「これだ」 と感じられました。
 国という存在が、まるで家族のような単位で感じられた瞬間でした。
 ・・・・・・・・・・・・・・
 
$トナカイの独り言-Daniel's family

 今回の旅行は、ダニエルさんのご家族にお世話になりっぱなしでした。

 ふつうなら行くことのないような高級料亭から、絶対に旅行者の知らない地方の小さな有名店まで、さまざまなところでご馳走していただきました。

 「九份」 の異次元世界には、「もう戻れないかも…」 とすら感じました。

 帰りに飛行機に乗るとき、こんなふうに感じたものです。

 心は素晴らしい思い出でいっぱい。
 トランクもお土産でいっぱい。
 そして体も、おいしい料理でふくれあがって…。

 帰国早々、台湾で遊び過ぎたことから体調を崩したので、幸運なことに体重は意外と早く、元に戻るかもしれませんが…。

 台湾で出逢ったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
 そしてダニエルさん、キャットさん、アミィさん、そして可愛いロージーちゃん、ほんとうにありがとうございました。
 もし次回訪れるチャンスがあれば、自分が嬉しくなれる記録を残したいものです。

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