二律背反 | トナカイの独り言
2008年02月18日(月)

二律背反

テーマ:まじめな話

 今日は久しぶりにスキー場にいかない日…。

 ふつうなら休みと言いたいところですが、どっこい原稿を書かねばなりません。3連休以来、書く方の仕事が、大きく遅れてしまいました。


 ものを書くことは、自分の考えをまとめることにつながります。

 現在取りかかっているのは「太極拳の実用書」ですが、そんな実用書を書いていると、具体的な問題に焦点が合ってきます。そして、目の前にあるさまざまなことが気に掛かって仕方がありません。

 気に掛かる最たるものに、「二律背反」とか「アンビバレンス」とか言われる問題があります。


 たとえば、日本国は法律で賭博を禁止しています。

 しかし、日本中どこに行ってもパチンコ屋があり、正々堂々と玉を現金に替えている人を見ることができます。

 日本国は法律で売春を禁止しています。

 しかし、日本中どこに行ってもソープランドと呼ばれる売春施設があります。

 最たるものは憲法九条でしょうか?

 憲法九条には明確にこう書かれています。

「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」

 日本には世界でもトップクラスの軍隊があります。たぶん予算額から言えば世界でも2位とか3位とかというレベルの戦力です。


 公営ギャンブルや売春や戦争問題だけでなく、日本社会には大きな二律背反があり、日本人という民族に、「建前と本音」という、大きな裂け目を生みだしています。

 意識しないまま、わたしたちはウソがまかり通る社会に生きているのです。

 憲法という最高位のルールにウソがあるのですから、会社や夫婦間にウソが生まれても、なんの不思議もありません。国民の心に矛盾があったり、屈折があったりしても、とうぜんでしょう。


 政治家や官公庁の人たちが言うことにも、多くのウソが混じっています。

 それをわたしたちはバブル崩壊以降、どれほど痛感し続けたでしょうか?


 わたしたちは子どもに「ウソを言うな」という言うまえに、国のウソや、憲法のウソを正すべきです。

 会社組織や社会組織はもちろんですが、憲法のウソや法律のウソを直すことからはじめるべきです。


 国民自らが、巨大なウソを直していく過程で、はじめて個人のウソも見直されていくのではないでしょうか?

 二律背反の国に生きていると、みんな知らず知らずのうちに、ウソ中毒になり、自分の心すら信じられなくなってしまいます。

 せめて、自分自身の心にだけはウソをつかないよう、注意したいものです。



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