公伯です。

 

お盆の時期と言えば、怖い話なのですが、

日本ではある宗教団体の無差別テロ事件以降、

テレビでオカルト系の番組を放送することが自粛され、

今ではたまに目にするだけになりました。

 

そんな私が子供の頃に見た番組で強く心に残るのは、

宜保愛子さんをメインとした番組です。

 

なかでも宜保さんと心霊スポットと呼ばれる場所へ

海外も含めてロケに行っていたのは、

今の心霊番組の基本になっているように思えます。

 

最近は、素人が撮影した動画で怪しげなものが映っていた

投稿動画をメインに扱っているものが多いですが、

そのほとんどが偽物というか、人がCGや編集で作ったもので、

中には見るに堪えない陳腐なものもあります。

こういうものを放送する辺りが、

あ~、心霊番組もエンターテイメントなんだなと思えます。

わざとこういう演出をしているんでしょうけどね。

 

さて、話は宜保さんに戻して、宜保さんの番組の中で最も

印象深かったのが、ピラミッドを訪れた回です。

宜保さんは結局王の間には行けなかったと記憶していますが、

すごい霊の力に加えて、ピラミッドパワーの恐怖ともいうべき力に

何やら怯えていたのが印象的でした。

 

ピラミッドを作っていたところも霊視されてましたが、

確か超能力者のような人が石の重さを軽くして積み上げているのが

見えると言っていたのですが、もしかすると超能力者というよりは宇宙人なのかもしれませんね。

この辺りは、あまりに現実離れしていますが、機械もろくにない状態で、石を積み上げていくのは、

やはり人智を超えた不思議な存在が必要だったのかもしれません。

 

宜保さんは、霊を単純に怖いものというとらえ方をしないような言動をしたり、

人を驚かせるようなことをしなかったので、個人的には好感を持っていたのですが、

最近の霊能者の方は、こういう人間のできた方というのは見かけなくなりました。

お盆の時期になると宜保さんをたまに思い出しますが、

宜保さんの再来という霊能者もいまだ現れず、なんだかさみしい限りです。

 

生きているうちに一度はピラミッドに行ってみたいと思います。

 

公伯

 

氷川きよし 「ゲゲゲの鬼太郎」