ノーチェンジ・ノーライフ ~街は私を殺す~ | ちょっと蛇足的な、ココロ模様。

ちょっと蛇足的な、ココロ模様。

人からたまに変わってる、と言われます。
だって変わらなきゃ、何も始まらないじゃない?

by ちょっとナナメ上を行く吟遊詩人 小林宏行                    

no change no life
吟遊詩人tomtomの蛇足的なココロ模様

(早朝のセルリアンタワーを望む)

メインステージだった渋谷を離れて9年。
人混みのキライな私は自ら遠ざけていた。
それから年に数回、所用で降りるか降りないか?
そんな疎遠な街になってしまった。

私にしてはめずらしく。
そんな街で2週連続、週末の夜と朝を迎えた。

渋谷駅を降り、通り抜けるセンター街。
私はまた殺されに来たのだ。


若者の賑わう声は極太のロープ。
極彩色のネオンは鋭利なナイフ。

変化のある街。
変化のない私。

そんな光景に絞めつけられ、
息の根を止められそうになる。

新しいムーブメントに縛られ、
その閃光が私を突き刺さすのだ。


9年前、渋谷センター街の奥。
私は渋谷でデザイン事務所と
携帯電話ショップの2拠点を構えていた。

時に脚光を浴び、メディア取材。
巨艦ともいえる量販店の顧客を奪った時期もあった。

競合店が犇く激戦区。
私は早期撤退を余儀なくされた。


兵どもが夢の跡


before

$吟遊詩人tomtomの蛇足的なココロ模様


腐りかけたのなら、
一気に殺してほしい。

私のお店は跡形もなく煌びやかに変わった。


after

吟遊詩人tomtomの蛇足的なココロ模様

マンボー渋谷宇田川町店


シブヤの姿は変わった。

ワタシの姿は変わらない。


吟遊詩人tomtomの蛇足的なココロ模様

Royal Garden Cafe

(このエリアでは貴重なガーデンテラスがひと際眼を惹く)


シブヤは何度も変わるたび、
ワタシは何度も殺される。


ワタシは何度も生まれ変わる。


ワタシのソウルは変わった。
シブヤのモラルは変わらない。

ワタシのミライはワタシが変えてゆく。


吟遊詩人tomtomの蛇足的なココロ模様

センター街の中央に聳え立つ
Bershka(ベルシュカ)渋谷店
(その斬新な佇まいは突如として私の前に現れた)


2001.9.11

海の向こう。
白昼に聳え立つ摩天楼は泣き崩れた。

今でも鮮明に覚えている。
私は渋谷の一角にある中国エステで快楽に耽った後、
その一室で映像が飛び込んできた。

油断すると悲劇が起こる。

何かを教えてくれる街。
それがシブヤ。


2011.3.11

運命のいたずらは隠れたリズム。
切っ掛けは波動が与えてくれる。

ワタシのミライはワタシが変えてゆく。


『 True True 』 by Jade & Steve I.


(作詞 Jade & Steve I.前田たかひろ / 作曲: 日向大介