SFもホームズ

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 これまでご紹介してきたホームズの贋作ですが、怪奇ものや恋愛ものまでありました。では、SF、サイエンスフィクションなものはあるのでしょうか。それがあるんです!
 
 マンリー・W・ウェルマン&ウェイド・ウェルマン作「シャーロック・ホームズの宇宙戦争」(深町眞理子訳 創元推理文庫)は言わずと知れたH・G・ウェルズ作「宇宙戦争」その他の作品とのコラボです。そして、なんと!ドイルのSF作品「失われた世界」などで活躍する科学者チャレンジャー教授も登場します。
 ただでさえ、個性の強いホームズとこれまたアクが強いチャレンジャー教授というドイルの二大キャラクターの衝突、そして敵は空飛ぶ円盤で襲来する火星人。ウェルズが創作し、あとに続く多くのSF作品に影響を与えた有名な物語はいったいどうなるのでしょうか。

 ホームズのファンにはSFの作家さんたちも多くいました。そんなシャーロッキアンなSF作家の短編を集めたのがマイク・レズニック&マーティン・H・グリーンバーグ編「シャーロック・ホームズのSF大冒険」(日暮正通訳 河出文庫)です。
 ホームズの贋作もSFの作家さんたちが書くとこうなるか、と思えます。科学のいろいろなジャンルのなかで、ホームズが活躍するのは大変面白いです。
 ただ、SFに慣れていない方には、物語的にちょっと難解なものもあるようです。
 
しかし、ホームズの贋作っほんとうにて幅広く、また数多いですね!

シャーロック・ホームズの宇宙戦争 (1980年) (創元推理文庫)/ウェイド・ウェルマン

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短篇集 シャーロック・ホームズのSF大冒険(上) (河出文庫)/マイク・レズニック

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