ホームズのいた時代にいた「有名人」とホームズを対決させようというのは誰しもが考えることだ、と前の切り裂きジャックとの記事で書きました。
 今回はその頃同じようにベストセラーになった小説の「有名人」とホームズとに対決の話になります。
 まず、ホームズと同じくらいファンの多い怪盗ルパンが登場です。、怪盗と探偵とあれば、間にドーバー海峡を挟んでいたとしてもぜひ、対決してほしいではありませんか!
 モーリス・ルブラン作「ルパン対ホームズ」はルパン物の原作者であるルブラン自身が書いた作品です。
 決してあざとい犯罪は犯さず、いつも美女をともなって暗躍するルパンの活躍はいつもながらかっこいい。そこにイギリスから名探偵ホームズと相棒のウィルソン(なぜかそうなってます)がルパンをとらえるべく参戦します。
 ま、ルパンの作者が書いているので、ルパンがホームズよりずっとかっこよく描かれているのは仕方のないことでしょう。
 天下の怪盗と名探偵の勝負やいかに、と楽しめる作品です。

 もうひとつは、これも高名なモンスター、ドラキュラ伯爵と名探偵との対決です。
 ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」を基にして、ホームズ物の登場人物をうまく組み合わせた展開は見事です。そして、ドラキュラに狙われたワトスン夫人、メアリを助け出すために決死の活躍をするワトスン先生がとてもかっこいいです。
 ワトスンファンにはぜひ読んでいただきたいです。

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